アスリートによる社会貢献活動を。「HEROs」発表会に中田英寿ら登場

アスリートによる社会貢献活動を。「HEROs」発表会に中田英寿ら登場 SUPPORT

アスリートによる社会貢献活動を。「HEROs」発表会に中田英寿ら登場

スポーティ

日本財団はアスリートによる社会貢献活動を促進することで、様々な社会問題を解決する動きを加速させ、ソーシャルイノベーションの輪を広げていくことを目的に「HEROs SPORTSMANSHIP for THE FUTURE」 を創設しました。

本日、創設に合わせて記者会見が行われ、会場には、元サッカー日本代表の中田英寿氏をはじめ、井上康生氏(柔道)、川澄奈穂美選手(サッカー)、佐藤琢磨選手(モータースポーツ)、田臥勇太選手(バスケットボール)ら各界を代表するレジェンドやアスリートのHEROsアンバサダー14人が登壇しました。

アスリートによる社会貢献活動、日本での認知はこれから

アスリートがスポーツマンシップを発揮するのは競技場の中だけではありません。社会と繋がり、社会の手助けになる活動を行うこともスポーツマンシップであると位置づけました。

日本財団が、日本全国10代以上の男女1,000名に実施した調査によると、「スポーツの社会貢献活動は、社会課題の解決の手助けになるか?」という質問に対し、58.3%が肯定的な意見を持っていることがわかりました。一方で「あなたが知っているスポーツの社会貢献活動は?」という質問に対しては、認知率が野球25%、サッカー22.4%とあるものの、その他の競技に至っては認知がほぼありません。

アメリカでは、athletes for HOPEというアスリートの社会貢献をサポートする専門団体があり、モハメド・アリ氏やアンドレ・アガシ氏を始めとして、1500名を超えるアスリートがメンバーとして所属しています。

海外では当たり前になりつつある活動が、日本ではまだまだ普及していないことがわかります。

3つの活動でいよいよ始動!

日本でのアスリートによる社会貢献活動を普及・浸透させるために、HEROsでは以下の3つの活動軸で始動します。
①教育:HEROs ACADEMY(対象:スポーツの未来を担う若きアスリート)
若手アスリートやチームを対象に、社会とつながるスポーツマンシップのあり方、社会貢献活動に関するノウハウを伝え、次世代の人材を育成
②実践:HEROs ACTION(対象:社会貢献活動を実施したい現役、引退アスリート)
さまざま社会貢献活動とアスリート、チームをマッチングさせ、社会のためのスポーツマンシップを発揮する場を提供するプログラム。
③評価:HEROs AWARD(対象:スポーツの力を活かした社会貢献活動)
社会のためにスポーツマンシップを発揮した選手やチームを表彰し、アスリートの社会貢献活動を促進させるアワード。

HEROs AWARDは2017年12月11日に開催が決定し、審査員にはタレントの香取慎吾さんも参加するとのこと。

社会貢献がつらいものではなく、楽しんでやるものへ

中田英寿氏は本プロジェクトの創設について、期待を込めて語ります。

残念なことに、サッカーのチャリティマッチをするとき、世界中の選手がそれぞれで財団を持って実施しているけれど、同じサッカー業界にいる私でさえ、開催の情報は届いて来ません。みんなでひとつになればもっと大きいことができるのではないかと常々思っていました。同様のことは日本でもあって、選手それぞれでやっている活動の情報をまとめて見られたらと思っていました。
現役時代は他のスポーツ選手に会う機会がなかったけれど、今、こうやって様々な競技のアスリートに会えることが、僕の気持ちを盛り上けてくれますし、ここに立っていることが非常に光栄だと思っています。
こういう方たちと繋がって、様々な取り組みを行っていくことで、この先、多くのアスリートとつながっていけるでしょうし、社会貢献がつらいもの、何かをあげなければいけないこと、手伝わなければならないものではなくて、自分たちが楽しんでやれるものになっていく社会になればいいなと思っています。


海外の当たり前を、日本でも当たり前に

また中田氏は、海外でも選手として活躍した経験から、海外でのチャリティマッチや、社会貢献活動の意識について聞かれると、次のように答えました。

海外では、選手自身もチャリティマッチ以外にも色々なチャリティ活動をしていて、選手も子供の頃から、そのような活動を見てきているので、社会貢献をやることが特別なことではなく、当たり前の活動になっていると感じています。

現在、シアトル・レインFCで活躍する女子サッカーの川澄奈穂美選手は以下のように話しました。

アメリカでプレーしていますが、ボランティア、社会貢献活動が非常に浸透していると感じています。アスリートとして当たり前に実施している意識や取組みを、日本に持って帰ってきて生かしていきたいと思っています。


バスケットボールの田臥勇太選手も同様に、海外での進んだ活動について話しました。

アメリカでプレーしていた頃、NBA選手とプレー以外でも社会貢献活動を多く共に経験してきました。彼らは社会貢献活動やボランティアを義務だと思っているわけではなく、自分たちが率先して、子どもたちや社会、地域のために取り組んでいました。そのことがアメリカでは勉強になり、自分自身を成長させるいい機会になりました。


スポーツ界の”ヒーロー”が集結したこのプロジェクト。今後の活動も目が離せません。