2018年バクー世界柔道選手権大会に出場する注目選手を一挙紹介!

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2018年バクー世界柔道選手権大会に出場する注目選手を一挙紹介!

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9月20日から9月27日までアゼルバイジャンの首都・バクーで行われる世界柔道が迫ってきました。先日行われたアジア大会でメダルを量産した日本代表は、勢いそのままに世界柔道でも活躍が期待されます。今回世界柔道に出場する選手の中から、特に注目しなければいけない選手たちを紹介していきます。

top写真:photo by hiro

世界選手権男子60kg級ディフェンディング王者 高藤直寿選手

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7歳で始めた柔道で高藤選手は、華々しいキャリアを築き上げてきました。小学生から全国大会で優勝し、中学でも全国制覇、高校では世界ジュニア選手権を制し、大学で出場した世界選手権では金メダルを獲得しました。

キャリアもさることながら、高藤選手には高藤スペシャルと呼ばれるオリジナルの技があるなど、独特の柔道で強敵を倒していく様は誰にも真似できない「センスの塊」と思い知らされるほどです。

しかし、そんな高藤選手にも苦い思い出があります。それが3位に終わったリオデジャネイロオリンピックです。試合後は涙を浮かべた高藤選手ですが、そこからトレーニングを精力的にこなし、階級を一つあげて試合に臨み、独自の方法で経験を積みました。「天才」と呼ばれた高藤選手が努力した結果、さらなる成長が待っていました。2017年の世界選手権で優勝を果たし、今年は連覇がかかります。

「いつも通り」やれば勝てる。東京オリンピックを見据えた高藤選手は世界選手権でも準備万端です。

金メダル最有力!去年の世界柔道66kg級王者 阿部一二三選手

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現在日本の柔道界を引っ張る存在として活躍してるのが阿部一二三選手です。6歳から柔道を始めた阿部選手は中学に入ってから頭角を現し、高校ではインターハイを始め多くの大会で優勝。その中でも第2回ユースオリンピック競技大会66kg級で優勝したことにより、阿部一二三という名がより一層注目されるようになりました。

その後も平成26年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会男子66kg級で優勝し、柔道グランドスラム東京2014男子66kg級でも優勝、しかも高校生での優勝は男子史上初の快挙となりました。しかし平成27年講道館杯で3位に止まり、リオデジャネイロ五輪への切符を手にすることが出来ませんでした。この敗戦が阿部選手を強い柔道家にしました。

高校卒業後は日本体育大学に進学し、平成28年全日本選抜柔道体重別選手権大会では優勝に輝きます。そこから快進撃が続き、初めて世界選手権への出場を果たします。初出場の世界選手権では圧倒的な力を見せつけて優勝しました。

世界選手権で優勝した阿部選手は世界中のライバルから研究される立場となり、今年は厳しい戦いが予想されます。しかし本人曰く、「そのような相手に負けていては東京五輪で優勝は出来ないと思っている。研究してくる相手の上をいきたい。」と気を引き締めていました。去年6試合中5試合で一本勝ちだった阿部選手、今年はオール一本勝ちでの優勝を見せてくれるはずです。

若く勢いに乗る女子52kg級の期待のホープ 阿部詩選手

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去年の柔道グランプリ・デュッセルドルフ52kg級で史上最年少優勝を果たした期待の新星でもあり、男子柔道を引っ張る存在の阿部一二三選手の妹でもある阿部詩選手。

兄の練習に打ち込む姿をみて柔道を始めた詩選手は中学生から頭角を現し、高校1年生の時に出場したインターハイでは一回戦で敗退したものの、その後は国内外問わず多くの大会で結果を残していきます。しかし平成29年全日本選抜柔道体重別選手権大会では3位に終わり世界選手権の代表に選ばれませんでした。

その悔しさをバネに平成29年8月に行われたインターハイ個人戦でオール一本勝ちで優勝!さらに世界ジュニア柔道選手権大会でも優勝を飾りました。

平成29年度講道館杯ではシニア初優勝、さらに柔道グランドスラム東京2017でも優勝と、世界選手権でも活躍が期待されます。兄と同じ一本を取りにいくスタイルで、世界選手権、そして東京五輪でも金メダルを目指します。女子52kg級は過去オリンピックで金メダルを獲得できていない階級でもあります。2020年、新たな伝説を作ってくれるのは阿部詩選手かもしれませんね。

78kg級期待の星・素根輝選手

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身長162cm、体重90kgと78kg超級の選手にしては小柄な素根選手。しかしながら日頃のトレーニングの積み重ねにより、素根選手は国内外の強豪相手に結果を残してきました。

父や兄たちの影響で7歳の時に柔道を始めた素根選手は、小学生の頃から頭角を現します。小学6年生の時には全国小学生学年別柔道大会45kg級超級でオール一本勝ちで優勝、日本一に輝きました。

中学に入ってからも勢いは止まらず、1年生から活躍。全国中学校柔道大会では大会連覇、さらに団体戦でも活躍し、団体優勝にも貢献しました。17歳以下の世界一を決める世界カデ柔道体重別選手権大会の代表に中学生で選ばれ、出場した大会でもオール一本勝ちで優勝を決めました。

高校に入ってからも数々の大会で優勝してきた素根選手。成績を残せず悔しい思いをした時もありますが、同じ大会できちんとリベンジを果たしています。国内外問わず、常に体格差のある相手に対して、日々の努力で打ち破ってきた素根選手。世界選手権、さらにその先にある東京オリンピックでの活躍が楽しみです。同学年の阿部詩選手とともに金メダルを期待したいですね。

日本のお家芸である柔道も、ルール変更や海外勢の台頭で日本チームは厳しい時期を過ごす期間もありました。しかし今、世界の頂点を狙える若手が多く出てきています。2018年の世界柔道では今回紹介した選手以外にも有望な選手が多く出場します。世界一をかけた戦いに挑む日本代表に日本からエールを送りましょう!


スポーツ 世界選手権 日本代表 柔道