ゴルフ人気高騰!家でもスイングチェックができる本格シミュレーター「Phigolf」体験レビュー!!
DOゴルフ人気高騰!家でもスイングチェックができる本格シミュレーター「Phigolf」体験レビュー!!
新型コロナウイルス感染拡大を受け、密にならないスポーツとして注目されているのがゴルフです。また、ゴルフ界は2019年に渋野日向子が「AIG全英女子オープン」を制覇。2021年に松山英樹が「マスターズ・トーナメント」、笹生優花が「全米女子オープン」で優勝し、東京オリンピックでは稲見萌寧が銀メダルを獲得するなど、明るいニュースで溢れています。昨今、若者を中心にゴルフ人気は高騰していると言えるでしょう。
かくいう私も、2020年に人生初のゴルフクラブセットを購入。100切りを目指し、打ちっ放しに没頭。月に1度はコースに出て、クラブを振っていました。そして、まるで上達していません。
ゴルフ上達への第一歩は正しいスイングを身につけること。とは言え、打ちっ放しでは残り時間やボール代のことを考えてしまいます。当然、コースで満足のいくスイングはできていません。家でYouTubeなどの動画を見ても、クラブを振れるスペースがありません。そんな中で見つけたのが、本格ゴルフシミュレーター「Phigolf(ファイゴルフ)」でした。
自宅がゴルフ場に早変わり
「Phigolf」はまず、スイングスティックに10gのセンサーを取り付けます。スマートフォンなどのデバイスに専用アプリをダウンロードし、センサーとデバイスをBluetoothで繋げれば準備完了。
9軸ジャイロセンサーが「スイング軌道」や「ヘッドスピード」、「フェースアングル」などを計測します。計測されたデータは3Dグラフィックで可視化され、デバイスに転送される仕組み。リアルタイムで自身のスイングデータをチェックすることが可能です。
スティックは約60cmなので、リビングでも安心してスイングできます。スマートフォンやタブレット、テレビなどとペアリングすれば、あっという間に自宅がゴルフ場になるでしょう。
リアルかつ精密な没入感
私はキッチンスペースでスティックを構えました。シンクにスマートフォンを置き立て、キッチンマットにスタンスを取ります。玄関にある全身鏡を見ると、何やら外にいる気分。それもそのはず、スマートフォンから風の音や鳥のさえずりまで聞こえてくるのです。
1度スイング。カチッという小気味の良い音が聞こえ、端麗なグラフィックに白いボールが飛んでいきます。ヘッドスピードは43m/sを記録。以前、練習場で計測した数値もこのくらいだったので、非常に精密だと感じました。難易度を調整可能で、自身のレベルに見合ったスイングチェックができるのも利点。データ転送までのタイムラグが無く、時間を忘れてストレスフリーで振り続けてしまいました。
最大4人でオンラインゲームも
ゴルフは地道な反復練習が必要ですが、戦略ゲーム的な要素が強いのも魅力。私のようなライトゴルファーはコースを回りたくなってしまいます。「Phigolf」はトレーニングだけでなく、オンラインゲームにも対応。最大4人で友人や世界中のプレイヤーとラウンドすることができます。
世界各国80以上のゴルフコースが用意されており、3ホールや9ホールなど、用途に合わせて選択できるのも嬉しいです。
使用クラブにもセンサー取り付け可能
ゴルフ初心者は、クラブを変えるごとに感覚が狂ってしまう経験があると思います。確かに専用スティックでスイングが上達しても、実際に使用しているクラブで振ると全く違う、何てことがあるかもしれません。
この10gの高精度センサー、自身のクラブに取り付けることができます。4時間持続バッテリーを搭載しており、打ちっ放しやショートコースでの練習にぴったりでしょう。
全てが“スマート”なゴルフ練習
「Phigolf」を体験してみて、一番感じたのは“スマート”さです。まず、製品のコンパクトさ。そして、面倒だと思われがちなセットアップが驚くほど簡単でした。「センサーをクラブに取り付ける」、「デバイスにアプリをインストールする」、「センサーを起動させデバイスとペアリングさせる」、「お好みのモードでスイングする」。これでOKです。
また、シミュレーターにありがちな違和感を感じなかったのも、スマートなポイント。私の場合、フェースが開いてスライスしてしまう癖があるのですが、「Phigolf」でスイングの軌道をチェックすると、確かに表れています。意識して振ってみると、修正できていることが分かります。
あらゆる面で気軽に、スマートに練習できる「Phigolf」。「コロナで練習場が入場制限されている」、「これからの時期、気温が低くて外に出るのが億劫」といったケースで大活躍の予感です。