苦戦予想のラグビーW杯~放送&配信予定~ 今こそファンの声援を!

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苦戦予想のラグビーW杯~放送&配信予定~ 今こそファンの声援を!

スポーティ

にわかファンの皆様、今こそ力を貸して下さい!9月8日に開幕するラグビーワールドカップ2023フランス大会で、日本代表の決勝トーナメント勝ち上がりが大ピンチなんです!!実際、8月27日に行われたイタリア代表とのゲームも日本代表は敗れてしまいました。

2019年の歓喜から4年、前回以上の結果を期待される方も多いでしょう。今回はフランス開催ながら、予選4試合のうち2試合が、日本時間夜8時のゴールデンタイムに生放送されるラッキーなW杯!SNSのお陰でゲーム終了直後には、日本国内の盛り上がりは選手たちに伝わります。テレビの前で、パブリックビューイングで、是非とも一緒に声援を送りましょう。筆者は切に、声を大にして、身体を切り刻む思いで願うのです。今回の日本代表、マジやばいんです!

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まずは放送予定と全国のパブリックビューイング情報をお伝えした後、なぜ日本代表の予選突破が苦しいのか、その理由を解説致します。

<日本代表ゲーム 放送&配信予定>

◆9月10日(日)20:00 VS チリ代表
(地上波)NHK(生)
(BS・CS)NHK-BS4K、JSPORTS
(ネット)JSPORTSオンデマンド、JSPORTSAmazon、NHKプラス

◆9月18日(月)4:00 VS イングランド代表
(地上波)日本テレビ系列(生)、NHK(8:15~録画放送)
(BS・CS)NHK-BS1、NHK-BS4K、JSPORTS
(ネット)JSPORTSオンデマンド、JSPORTSAmazon

◆9月29日(金)4:00 VS サモア代表
(地上波)日本テレビ系列(生)、NHK(22:00~録画放送)
(BS・CS)JSPORTS
(ネット)JSPORTSオンデマンド、JSPORTSAmazon

◆10月8日(日)20:00 VS アルゼンチン代表
(地上波)日本テレビ系列(生)、NHK(8:15~録画放送)
(BS・CS)JSPORTS
(ネット)JSPORTSオンデマンド、JSPORTSAmazon

<全国パブリックビューイング会場>

日本時間夜8時キックオフとなる初戦(対チリ代表)と最終戦(対アルゼンチン代表)は、札幌から大分まで全国各地のラグビー場などでパブリックビューイングが開催される予定です。日時や場所の詳細は、下記ラグビー日本代表応援サイトでご確認下さい。
>>パブリックビューイング会場一覧

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観戦準備が整ったところで、今回のラグビー日本代表、なぜ筆者は決勝トーナメント進出が非常に厳しいと声高に叫ぶのか。2019年日本大会のようなホームアドバンテージが無いだけでなく、不利な条件ばかり重なっているからです。

予選プール突破ピンチの理由 その①「世界ランキング」

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決勝トーナメント進出を果たすためには予選4試合で最低3勝しなければなりません。予選プールの5チームを世界ランキング順に並べてみました(8月28日現在)。

アルゼンチン代表(6位)
イングランド代表(8位)
サモア代表(12位)
日本代表(14位)
チリ代表(22位)

2019年W杯で日本代表は最高8位まで順位を上げたのですが、現在はその地位を大きく下げています。
ラグビーは運の入る隙間が極めて少ないスポーツ、強い所が勝ちます。ランキングを見るだけで普通に考えれば1勝3敗(涙)。3つ勝つことがいかに厳しいかお判り頂けるでしょう。
皆様の熱いご声援が必要です!お願いいたします!

予選プール突破ピンチの理由 その②「サモア代表の強化が凄まじい」

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突進するファウムイナ

予選プール突破の最低条件は、チリ代表とサモア代表に絶対に勝つこと。この星を落としたのでは話になりません。問題はサモア代表。実はW杯直前のルール変更により、サモア代表には世界最強の元オールブラックスで体重130kgの巨漢PRファウムイナ(写真上)と、元オーストラリア代表の司令塔リアリーファノが加入。トランプでいうジョーカー2枚が急に加わったのです。お陰で7月末の対戦でも日本代表は負け、世界ランキングも追い越されてしまいました。

それに加え、世界最高峰プロリーグ「スーパーラグビー」にサモアはトンガとの連合チーム「モアナ・パシフィカ」として参戦。毎週、強度の高い試合を経験しました。野球のメジャーリーグに日本代表が参戦しているイメージです。実は4年前、日本代表が決勝トーナメントへ進めた要因の1つは、日本代表がこのリーグに参戦していたからでした。実力不足を指摘された日本代表は既にリーグを撤退。レベルの高い試合経験が不足する日本代表を尻目に、サモアは実力をぐいぐい上げたのです。3試合目となる対サモア戦の結果によっては、最終アルゼンチン戦を待たずしてグループリーグ敗退が決まるかも知れません。そんな悪夢を避けるためにも、声援を現地に届けたいのです。

予選突破へ 2強に勝てるチャンスはある!

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「ブライトンの奇跡」を覚えていますか。2015年のW杯でスポーツ史上最大といわれる番狂わせが起こりました。誰も日本代表が勝つとは思っていなかった予選プール初戦、相手は優勝候補の南アフリカ代表。南半球の王者は調整気分でゲームに挑み、星を落としました。
2019年、日本代表はまたしても優勝候補のチームを予選リーグで叩きます。相手は当時世界ランキング1位だったアイルランド代表。その試合、司令塔のジョニー・セクストンが緑のジャージを着ることはありませんでした。前年度の世界最優秀選手を温存したのです。野球でいえば大谷選手を、サッカーでいえばメッシ選手を出さなかったようなものです。結果、日本代表は勝利しました。

日本代表は世界ランキングを大きく下げ、直前のゲームも1勝5敗と結果が出ませんでした。これは逆に言えば不幸中の幸いかも知れません。もしも相手が前回のように油断していれば…1度あることは2度ある。2度あることは…。日本代表にもチャンスが出て来た予感がします。特に2戦目で戦うイングランド代表は半年前の監督交代劇などで調子を落としており、直前のゲームでは格下のフィジー代表相手にも負けて世界ランキングを2つ下げています。ラグビーの母国相手に勝利できる可能性がぐっと広がったのではないでしょうか。

姫野キャプテン率いる日本代表へ、オールドファンも、にわかファンの皆様も、一体となって声援を届けましょう。国内の盛り上がりがSNSで拡散されれば、きっと代表の力になるはずです。どうぞよろしくお願いいたします!

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TOP画像:photo by Marc Biarnès

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