ムサ、ウスマン、カラモコ…今サッカー界で“デンベレ”が熱い!
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最近サッカー界では“デンベレ”という選手が話題になることが増えています。
彗星の如く現れ、天才と称されている“デンベレ”や、先日行われたチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティ相手に2得点の活躍を見せた“デンベレ”。さらには、U-20の試合に出場した13歳の“デンベレ”まで現れて、サッカー界はまさにデンベレフィーバー中です。
今回はそんなデンベレと名のつくサッカー選手たちを紹介していきたいと思います。
プレミアリーグでおなじみ、デンベレと言ったらこの人!
サッカーファン、特にプレミアリーグをよく観戦する人にとってデンベレといったらやはりこの人、ベルギー代表ミッドフィルダーのムサ・デンベレ( Moussa Dembélé )でしょう。
現在29歳となったデンベレは、2012年にフラムからトッテナムへと移籍すると、中盤の中心選手として活躍。足下のテクニックを生かしたパワフルなドリブルを得意とし、強烈なミドルシュートも備える同選手には、ボールを持った時に怖さがあります。
代表歴は意外と長く、2006年から呼ばれるようになり、これまで62試合に出場し5得点を記録しています。
昨シーズン終盤のチェルシー戦で起こした暴力行為による出場停止の影響もあってか、今シーズンはリーグ戦1試合のみの出場に止まっているデンベレ。昨シーズン、チームの好調を支えていただけに、これからの活躍を早く見たいところです。
今一番熱い!超新星のカラモコ・デンベレ!
次に紹介するのはカラモコ・デンベレ( Karamoko Dembélé )。今最もホットな“デンベレ”として注目されています。
セルティックU-13に所属する彼の年齢は、なんと若干13歳。注目されている理由は年齢もさることながら、先日行われたU-20の試合に2階級の飛び級での出場を果たしたからです。
13歳という年齢でデビューしたカラモコ君は海外メディアでも驚きを持って伝えられました。元記事はこちら。
イギリスの「ミラー」紙によると、カラモコ・デンベレはドログバやヤヤ・トゥーレと同じコートジボワール出身。ポジションは、彼のテクニックと視野が生きるトップ下とセンターフォワード。YouTubeには“ニューメッシ”と書かれた動画が多数上がっているなどと紹介されています。
注目を集めることとなったU-20の試合の公式マッチレポートによると、目立った活躍はできなかったようですが、日本でいうまだ中学1年生の年齢。順調に成長すれば、数年後にはトップチームでの活躍が見られるようになるのではないでしょうか。カラモコ・デンベレの今後に要注目です!
周りの選手に比べて、小柄で少しぽっちゃり気味のカラモコくんですが、その実力は別格。動画では持ち前の高度なテクニックと創造性を発揮している姿を見ることができます。
セルティックのデンベレと言えば…
セルティックでカラモコより有名な“デンベレ”は、現在トップチームで活躍中のフランス人、ムサ・デンベレ( Moussa Dembélé )です。
前述したトッテナム所属のデンベレと同姓同名であるムサ・デンベレは、PSGの下部組織出身の20歳。スピードと技術、パワーの三拍子揃ったストライカーで、下部組織ではセンターフォワードか左ウィングで起用されてきました。
14歳の時、ベルギー代表の“デンベレ”と同じフラムの下部組織へと移籍すると、翌年には早くもプロデビュー。主にイングランド2部リーグで活躍し、欧州ビッグクラブにも注目される存在になると、2015年にセルティックへと移籍しました。
フランス代表としても各年代でプレーしてきた同選手は、セルティックでも輝いています。リーグのライバルであるレンジャース戦でハットトリックを決めると、チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦では2ゴールの活躍でチームに貴重な勝ち点をもたらしました。セルティック移籍後、ここまで12試合12ゴールと絶好調です。
リーグのライバル、レンジャースを相手にハットトリックを決めたムサ・デンベレ。頭、右足、左足の“パーフェクトハットトリック”であったことからも、ストライカーとしての非凡な才能を感じさせてくれます。
最後は香川の同僚!天才ドリブラー
最後に紹介する“デンベレ”は、昨シーズン、フランスリーグに彗星のごとく現れた天才です。その選手とは、ウスマン・デンベレ( Ousmane Dembélé )。現在、ドルトムントでプレーするフランス代表の19歳です。
13歳の時にフランス・レンヌの下部組織に加入すると、最高傑作と呼ばれるまでに成長。昨シーズントップチームへと昇格すると、プロ1年目にしてリーグ戦26試合に出場し12得点5アシストの大活躍。その年のリーグ・アン最優秀若手選手に選ばれ、一躍未来のスター候補へと名乗りをあげました。ドイツ・ドルトムントへと移籍した今シーズンは、左サイドのスタメンに定着すると、ここまで6試合1ゴール2アシストと順調な滑り出しを見せています。
本職のポジションはウィング。左利きではあるものの、両足とも使えることからどちらのサイドも得意とし、センターフォワードとサイドハーフもこなすことができます。
身長は177cmと欧州では小柄なサイズですが、ドリブルにはキレがあり、切り返しからのシュートが武器。背筋を伸ばし、スピードのあるドリブルを仕掛ける姿から、クリスティアーノ・ロナウドと比較する声もあるようです。
フランス代表では各年代でプレーしており、今年5月にはフル代表に初招集されました。ビッグクラブで活躍するポグパやヴァランに続き、最近ではコマンやマーシャルと若手の有望株が毎年現れているフランス代表。これまでの活躍を見ると、彼らと同じように代表でも輝きを放つ日は近そうです。
ウスマン・デンベレの武器であるドリブルは、クリスティアーノ・ロナウドの他、ロッベンやネイマール、メッシなどとも似ているように感じるところがあります。
先日にはパリ・サンジェルマンやアーセナルがその動向を注視していると報道された20歳のムサ・デンベレを筆頭に、若手の“デンベレ”たちが話題を集める昨今の欧州サッカー界。そんな“デンベレ”たちの今後の活躍を要チェックです!
(Photo by Brian Hargadon)