プレミアリーグから100人以上!ワールドカップ出場予定選手リスト
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ワールドカップ予選が終わり、ロシアで鎬を削る32ヵ国が出そろいました。前回のブラジル大会で117人を送り出したプレミアリーグが、来年の夏も最も多くの選手を供給するリーグとなるでしょう。全員が母国でプレイするイングランドの次にプレミアリーグ所属選手が多いのは、日本とのフレンドリーマッチで12人が選出されたベルギーです。
メイン写真クレジット/PHOTO by joshjdss
ベルギー代表は17人がプレミアリーグ勢!?
守護神クルトワ(チェルシー)の控えにミニョレ(リヴァプール)。DF陣はカバセレ(ワトフォード)、フェルトンゲン(トッテナム)の2名でしたが、本大会ではマンチェスター・シティのヴァンサン・コンパニとスパーズのトビー・アルデルヴァイレルトが加わるはずです。中盤もデブライネ(マンチェスター・シティ)、デンベレ(トッテナム)、シャドリ(WBA)、ダフール(バーンリー)と錚々たるメンバー。前線にはエデン・アザール(チェルシー)、ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)、ミララス(エヴァートン)、デポワトル(ハダースフィールド)がおり、負傷で辞退したバチュアイ、ベンテケ、フェライニも最終メンバーに残るでしょう。
元エヴァートン監督のロベルト・マルティネスが率いるチームは、ドイツやブラジルに勝って頂点に立つことができるでしょうか。劣勢になると個人プレイに走りがちなチームだけに、先行逃げ切りをどこまで貫けるかがポイントです。
ルカクはあと2ゴールで、ベルギー代表の歴代最多となる30ゴールに到達(PHOTO by Дмитрий Голубович)
ブラジル以外は少ない南米勢
ベルギーに負けず劣らず豪華なメンバーを揃えているのは、南米予選を首位通過したブラジルです。GKのエデルソンとダニーロ、フェルナンジーニョ、ガブリエウ・ジェズスがマンチェスター・シティ。リヴァプールからはフィルミーノとコウチーニョ、チェルシーはウィリアンと総勢7人がプレミアリーグでプレイしています。
積年のライバル・アルゼンチンはセリエAの選手が多く、イングランドからはマンチェスター・シティのオタメンディとアグエロ、控えGKのロメロ(マンチェスター・ユナイテッド)のみ。ブラジル以外の南米勢は少なく、コロンビアは負傷離脱中のオスピナ(アーセナル)ひとりで、ウルグアイと“32番めの出場国”ペルーはゼロ。彼らの欧州進出のメインストリームは、母国語で話せるスペインや温暖なポルトガル、イタリアです。
既にブラジル代表で7ゴールを決めているガウリエウ・ジェズスは若手No.1の注目株(PHOTO by Agencia de Noticias ANDES)
前線が多いフランスと守備のスペイン
ブラジルと肩を並べる可能性があるのは、アタッカー充実のフランスと守備のタレントが揃うスペインです。11月14日にドイツと戦ったフランス代表は、カンテ(チェルシー)、ジルー、コシールニー、ラカゼット(アーセナル)、マルシアル(マンチェスター・ユナイテッド)、シソコ(トッテナム)の5人でしたが、ポール・ポグバとウーゴ・ロリスが復帰すればこちらも7人が揃います。コスタリカ、ロシアとフレンドリーマッチを行ったスペイン代表は、デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)、ダヴィド・シルヴァ(マンチェスター・シティ)、アルベルト・モレノ(リヴァプール)、モンレアル(アーセナル)、アスピリクエタ、モラタ(チェルシー)。アーセナルのサンティ・カソルラが間に合いそうにないのは残念ですが、アンデル・エレーラやペドロにはチャンスがまわってくるかもしれません。
昨季プレミアリーグで13ゴールを挙げたセネガル代表のサディオ・マネ(PHOTO by Дмитрий Садовников)
エジプトの超速ドリブラーはブレイクなるか?
強豪国以外に目を向けると、プレミアリーグの選手が意外と多いのがセルビアとセネガルです。タディッチ(サウサンプトン)、マティッチ(マンチェスター・ユナイテッド)、ミリボイェヴィッチ(クリスタル・パレス)、グルイッチ(リヴァプール)、ミトロヴィッチ(ニューカッスル)とクラブのキーマンが多いセルビアに対して、セネガルのほうはディアメ(ニューカッスル)、クヤテ(ウェストハム)、マネ(リヴァプール)、ディウフ(ストーク)、グイェ(エヴァートン)と身体能力が高い選手が勢ぞろい。
ダークホースの注目選手を挙げるとすれば、初出場を決めたアイスランドで中盤を仕切るプレースキックのスペシャリスト、シグルズソン(エヴァートン)、アイルランドとのプレーオフでハットトリックを決めた10番エリクセン(デンマーク)。スイスのジャカ(アーセナル)とシャキリ(ストーク)は所属クラブでも主軸となっており、大活躍の予感漂うエジプトの超速ドリブラー、モウ・サラー(リヴァプール)も楽しみです。
エリック・ダイアー、デル・アリ、ハリー・ケイン、ハリー・ウインクス、トリッピアー、ダニー・ローズとトッテナム勢が元気なイングランドは、久しぶりの上位進出を果たせるでしょうか。そうです、レスターの岡崎慎司とサウサンプトンの吉田麻也も忘れてはいけません。注目のグループステージの組み合わせ抽選は、12月1日にモスクワで行われます。
INFORMATION
ワールドカップグループステージポッド分け
【第1ポット】
ドイツ
ブラジル
ポルトガル
アルゼンチン
ベルギー
ポーランド
フランス
ロシア
【第2ポット】
スペイン
ペルー
スイス
イングランド
コロンビア
メキシコ
ウルグアイ
クロアチア
【第3ポット】
デンマーク
アイスランド
コスタリカ
スウェーデン
チュニジア
エジプト
セネガル
イラン
【第4ポット】
セルビア
ナイジェリア
オーストラリア
日本
モロッコ
パナマ
韓国
サウジアラビア