仕事帰りに“おひとりさま”でフットサル。初めての『個サル』に挑戦してみた。
DO仕事帰りに“おひとりさま”でフットサル。初めての『個サル』に挑戦してみた。
手軽にサッカーの楽しさを味わえる大人気スポーツ、フットサル。
しかしいざ試合となると、そのメンバー集めはなかなか難しいもの。仲間内でチームをつくってみたものの予定が合わず、練習すらままならないこともあるでしょう。
自分の時間とモチベーションに合わせてフットサルをしたい…そんな“フットサル難民”におすすめなのが、『個サル』です。個サルとは、「個人参加型フットサル」の略称。チームに所属していなくても、気軽にフットサルを楽しめる個サルの魅力と楽しむコツをご紹介します。
21時から“駅チカ”で始まるフットサル
新大阪駅からすぐのフットサルコートキャプテン翼スタジアム新大阪では、毎日さまざまな時間帯に個サルが行われています。クラスはレベルや年齢・性別ごとに6種類。平日夜はほとんどが会社員の方、昼はサービス業や飲食業の方がよく利用されているそうです。この日も21時からの「ビギナー」クラスに向けて、仕事帰りの参加者たちが集まってきました。
「ビギナー」クラスは、基礎からしっかり上達したい人のクラス。内容はコーチによるレッスンとゲーム形式の2本立て(計2時間)。レッスンではフットサル経験豊富なスタッフがお手本を見せながら、トラップ・パス・ドリブルの方法を教えてくれます。
「足のどの部分でボールに触れればいいのか」など、初心者向けの説明も丁寧です。また、明るい雰囲気づくりもスタッフの役割。「初めてボールを蹴る方も、女性の参加者も、みんなが楽しめることを大切にしています」とスタッフの吉川友さんは言います。
年齢もレベルもバラバラでOK!
年齢層は20~30代の男女が中心ですが、中には40代の方も。
「仕事以外の仲間ができて楽しい。いろいろな輪ができ、世界が広がった」と話すのは、月2回ペースで通っている20代の女性。最初は一人だったのが、今では、ここで知り合った仲間と一緒に練習したり、大会に出場するまでになったとか。
この日、初めて個サルに参加したという30代の男性も、「いつもと違う人とプレイできるのも新鮮。ストレス解消になるし、明日もがんばれそう」と、平日の夜を満喫していました。
始めたきっかけも「うまくなりたい」「適度に体を動かしたかった」と参加者によってバラバラ。それでも「好きなものが一緒だから、初対面でも楽しくやれる」と、レベルやモチベーションは違っても、自然と溶け込んでいける個サルに魅力を感じている参加者も多くいました。
ポイントは「一期一会のコミュニケーション」
吉川さん曰く、個サルを楽しむポイントは「コミュニケーション」とのこと。プレイ中に「ナイス!」と声を出したり、休憩時間に話しかけてみる。ちょっとしたことでも、勇気をもって一歩踏み出せばそれがきっかけになります。恥ずかしそうにしている方には、参加者同士がつながりやすいよう、スタッフがフォローしてくれるので安心です。
ゲームでは和気あいあいとボールを蹴り、ところどころで笑顔が見られます。知らない人同士が友だちになりやすく、リピーターも多いというのも頷けます。
「初めてだから」と引っ込み思案になる必要はありません。フットサルを、そして“一期一会”な出会いを楽しむ気持ちさえ持っていれば、一人でも心配無用! あなたも普段の生活に『個サル』で新しい刺激をプラスしてみてはいかがでしょう。