新たに3名のレジェンドランナーが決定!第29回「ランナーズ賞」

新たに3名のレジェンドランナーが決定!第29回「ランナーズ賞」
12月1日(木)、東京都渋谷区にてアールビーズスポーツ財団主催の『第29回ランナーズ賞受賞式』が開催されました。ランニングポータルサイト『RUNNET』上から応募のあった方々から厳選な審査を行い、まさに“レジェンド”と呼ぶに相応しい3名のランナーが選ばれました。
第29回『ランナーズ賞』を授賞した3名のランナー
今回『ランナーズ賞』に選ばれたのは、以下の3名です。
<和田 伸也(わだ しんや)さん>
大学3年生の時に視力を失い、29歳で出会った『賀茂川パートナーズ』をキッカケにランニングを開始。2007年の福知山マラソンを皮切りに竸技を本格化させ、多数の世界大会にも日本代表選手として出場されています。ロンドンパラリンピックやリオパラリンピックでも素晴らしい成績を残し、800mからフルマラソンまで5種目の日本記録を持つランナーです。
<平田 久雄(ひらた ひさお)さん、陳 傳男 (ちん でんなん)さん>
2004年の『沖縄マラソン』で出会ったお二人は、以後もマラソンを通じた交流を継続。2016年には『高雄MIZUNO国際マラソン大会』を台湾で開催するなど、地域などを巻き込んだ活動をされています。お二人の関係は13年間にも及び、マラソンを通じた日本と台湾との友好の輪を広げ、さらには文化・芸能・経済交流へと発展させたいと考えられているそうです。
<中野 陽子(なかの ようこ)さん>
71歳から始めたマラソン。80歳の『東京マラソン』でフルマラソン【4時間16分】と、マスターズ陸上80〜84歳の部の世界記録に、あと3分強という素晴らしい記録をお持ちです。今もなおフルマラソンの世界記録のほか、400mから3000mまで広い竸技での記録樹立を目指されています。
みなさん、それぞれランニングに向けた強い思いを持っていらっしゃる方々。中でも中野さんは授賞式当日が81歳の誕生日だったとのことで、特別な1日として思い出に残ったのではないでしょうか。
小出義雄監督×増田明美さんのスペシャル対談
授賞式のほか、会場ではさまざまな企画・イベントが開催されました。特に目玉となったのが、小出義雄監督と増田明美さんによるスペシャル対談です。しかも、司会進行を務めたのは谷川真理さん。お三方はもちろん顔なじみということもあり、非常に和やかな雰囲気で対談が進みました。
対談は小出義雄監督が指導者となり、高橋尚子さんや有森裕子さんというオリンピックメダリストを育て上げるまでのストーリーから開始。増田明美さんや谷川真理さんでさえ「そうだったんですか!」と驚くようなお話も飛び出しました。お三方の過去、そして日本のマラソンの未来へと向けた対談に、参加者の皆さんはまさに釘付け状態だったようです。
毎年開催されている、ランナーのための一大イベント。会場には著名ランナーをはじめ、たくさんの方々が集まっていました。次のランナーズ賞は、いったい誰の手に輝くのか。多様化するランニングへの取り組みと、ランニング市場の未来から目が離せません。