ルールが分かれば、野球が更に面白くなる!

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スポーティ

野球には複雑なプレーやルールがつきものです。今回は、マニアックなプレーやルールをいくつか紹介します。

インフィールドフライを落とすとどうなる!?

インフィールドフライとは、無死または一死で走者が一・二塁か満塁の時に、内野へ上がったフライが、通常の守備なら捕球できると思われる際に宣告されます。これは、故意落球による併殺を防ぐためで、インフィールドフライが宣告されると、打った打者はアウトになります。

インフィールドフライが、宣告されてもインプレーの状態の為、走者は危険を冒して、進塁(タッチアップ)することはできます。もし、野手がインフィールドフライのフライを落球したらどうなるのでしょうか。このようなプレーは、プロ野球では、滅多に起こりませんが、それでも落球したという事例があります。それは、2015年5月4日の広島‐巨人戦(マツダスタジアム)で起こりました。

野手がインフィールドフライを落球した場合、インプレーの為、走者は進塁でき、その場合はタッチプレイになります。(落球するか否かにかかわらず、インフィールドフライが宣告されれば打者はアウト。)そして、落球した野手には、失策が記録されます。なお、ファールライン付近に上がった打球には、「インフィールドフライ・インフェア」と宣告され、フェアフライの場合のみインフィールドフライとなります。

ボークとはどんな行為!?

ボークとは、塁上に走者がいる時の投手の反則行為をいいます。具体的に、どのような行為をボークと見做すのか「公認野球規則」から紹介します。次に掲げる13もの項目が羅列されています。

1. 投球板に触れている投手が、投球に関連する動作を起こしながら、投球を中止した場合。
2. 投球板に触れている投手が、一塁または三塁に送球するまねだけして、実際に送球しなかった場合。
3. 投球板に触れている投手が、塁に送球する前に、足を直接その塁の方向に踏み出さなかった場合。
4. 投球板に触れている投手が、走者のいない塁へ送球したり、送球するまねをした場合。ただし、プレーの必要があればさしつかえない。
5. 投手が反則投球(クイックピッチなど)した場合。
6. 投手が打者に正対しないうちに投球した場合。
7. 投手が投球板に触れないで、投球に関連する動作をした場合。
8. 投手が不必要に試合を遅延させた場合。
9. 投手がボールを持たないで、投球板に立つか、これをまたいで立つか、あるいは投球板を離れて投球するまねをした場合。
10.投手が正規の投球姿勢をとったあと、実際に投球するか、塁に送球する場合を除いて、ボールから一方の手を離した場合。
11.投球板に触れている投手が、故意であろうと偶然であろうと、ボールを落とした場合。
12.故意四球が企図されたとき、投手がキャッチャースボックスの外にいる捕手に投球した場合。
13.投手がセットポジションから投球するに際して、完全に静止しないで投球した場合。

これらの行為が行われ、ボークと判定された場合に、塁上の走者はそれぞれ一つずつ安全進塁権が与えられます。つまり、三塁に走者がいれば得点となります。

筆者も球場で試合を観ている際、何度か審判がボークを取るシーンを目にしてきました。実際に、明らかなボーク(クイックピッチ、走者がいない塁にうっかり牽制してしまうなど)もあります。しかし、中には分かりづらい場合もあります。筆者が公式記録員をしているルートインBCリーグでの試合の際、終了後に審判室へ訊きに行ったこともありますが、前述のボークに該当する動作がないか、投手の動きを審判団全員でチェックしているそうです。

実際に球場で見ていて、どのような行為がボークに該当するのかすかさず判別するには、かなり高度な知識と経験が必要かもしれません。

DH(指名打者)とは!?

DH(指名打者)とは、投手の代わりに別の打者が打席に入る制度で、日本ではパ・リーグが初めて採用しましたが、現在は日本シリーズやファームの試合、アマでは社会人や大学野球でも採用する大会、リーグが増えてきました。四国アイランドリーグplusやルートインBCリーグでもDH制は採用しています。

DH制とはどんなものなのでしょうか。DHに指名した選手は、試合前に打順を指名することになりますが、それ以降、DHの打順が変えることはできません(DHに代打や代走が出ることはできます)。ただ、DH制の分かりにくい点は、最初に指名した選手が最低1回は打席を終えなくてはならないところです。但し、相手の先発投手が降板した場合はこの限りではありません。なお、DHのところに偵察メンバーを起用する場合、最低1回は打席に立たねばならず、要注意です。

また、DHが消滅する場合として、次のような場合があります。

〇DHが守備についた場合。
〇投手が打者もしくは走者になった場合。
〇投手が他の守備についた場合。
〇投手以外の野手が投手になった場合。

実際にはまずありませんが、投手は指名打者の代わりに限って打席に立てるのです。また、パ・リーグでは試合終盤になって稀にDHが解除される場合がありますが、9回もしくは延長に入り野手を使い切ってしまいDHが守備につくような場合がそうです(ほとんど投手に打順が回ることはない)。

投手が打席に立つのがオーソドックスな方式ですが、DH制は打線に切れ目がなくつながるように工夫できるのが面白いところです。


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