飛び込み 玉井陸斗選手が快挙!最年少でオリンピック出場なるか?!
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先日飛び込みの日本選手権が行われました。最近飛び込みで頭角を現している選手がいます。それは玉井陸斗選手です。
日本選手権では、玉井陸斗選手が2位と大差をつけて優勝を果たしました。玉井選手は今歴史を変えるかもしれないある記録に挑戦中です。それが、「日本男子のオリンピック出場最年少記録」です。
今注目を集めている玉井陸斗選手は一体どんな選手なのでしょうか。
小1から飛び込みに触れる
玉井選手は、2006年9月11日に兵庫県宝塚市に生まれました。2019年10月時点で13歳となります。
所属は、JSS宝塚。JSS宝塚というと、アトランタオリンピックからリオオリンピックまで5大会連続でオリンピックに出場し、長らく飛び込み界を引っ張ってきた寺内健選手も所属していたチームです。
この他にもJSS宝塚は、競泳の白井璃緒選手も所属していました。実は、玉井選手は、小5から寺内選手と一緒に練習をしていたのです。近くにオリンピック選手がいて色々なことを教えてもらえる環境で成長してきました。
2018年から高飛び込みに本格的に取り組むようになり、それからわずか1年で日本一に上り詰めました。
以前玉井選手の指導を行っていた辰巳コーチは「ロケットのような成長速度」とその成長ぶりを絶賛しています。
オリンピック5大会出場を果たした寺内選手も「(世界トップレベルの)中国人選手を倒せる。同年代でこの何度をこのクオリティーでできる選手は世界にいない。初めて高飛びで世界チャンピオンを目指せる選手」と述べています。
玉井選手の今後の活躍に注目が集まります。
日本選手権で圧巻の活躍
2019年9月には石川県で飛び込みの日本選手権が行われ、そこで玉井選手が他の選手を寄せ付けない演技で優勝を果たしました。
決勝では498.50点と、500点にあと少し届かない点数でした。玉井選手自身も500点に届かなかったことは納得していない様子でした。
今年の7月には韓国で飛び込みの世界選手権が行われていました。世界選手権には年齢制限があり玉井選手は出場することはできませんでしたが、今回日本選手権でマークした498.50点は世界選手権で4位に相当する記録でした。
玉井選手は、今回の日本選手権で2位と73点差をつけて見事に優勝を果たし、最年少優勝記録を更新しました。
オリンピックまでの道のり
玉井選手は、今ある大きな記録を塗り替えるかどうかで注目が集まっています。それが、日本男子最年少でのオリンピック出場記録です。
現在オリンピックに最年少で出場したのが、1932年のロサンゼルスオリンピックに競泳で出場した北村久寿雄選手です。オリンピックに出場した年齢は、14歳10ヶ月でした。
玉井選手は、東京オリンピックの時期に、13歳10ヶ月になります。オリンピック内定が決まれば、これまで長らく更新されていなかった記録を1年も更新することになります。
では、玉井選手が東京オリンピックに出場するには、どのような条件を満たせばよいのでしょうか。
7月に行われた世界選手権もオリンピックの選考に含まれていました。しかし、玉井選手は、年齢制限のために出場することができませんでした。
玉井選手がオリンピックの内定を賭けて戦うのは、来年の4月に行われるW杯です。この大会で18位以内に入ることができればオリンピックの内定が決まります。
日本選手権で世界選手権4位に匹敵する点数を叩き出したので、オリンピック内定を決められる可能性は高いですが、まだまだ油断はできません。
世界選手権で3位に入賞した選手の得点は、541.05点でした。世界でトップ3に入るには、今の記録から約50点伸ばさないと入賞できないという結果でした。
しかし、玉井選手の成長速度もかなり速いので、この差を埋められる可能性は十分にあります。
オリンピックの出場だけでなく、オリンピックでメダルを争うこともできるであろう選手として大きな注目を浴びています。今後の活躍に期待がかかります。