飽くなき情熱のランナー、大迫傑が「Shokz」アンバサダーに。骨伝導イヤホンがもたらす恩恵とは

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飽くなき情熱のランナー、大迫傑が「Shokz」アンバサダーに。骨伝導イヤホンがもたらす恩恵とは

スポーティ

2021年8月。東京オリンピック男子マラソンで、世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手に食らいついた大迫傑選手の走りは人々に感動を与えました。日本記録を2度更新した、言わずと知れたトップランナー。東京オリンピックでは6位入賞し、涙ながらに引退を示唆する大迫選手が印象に残っています。

1度は引退を表明したものの、走ることへの飽くなき情熱は消えず2022年2月に現役復帰を発表。先月行われたニューイヤー駅伝では3区を走り、11人抜き区間2位の成績を残しました。次のレースは3月に行われる東京マラソン。第2の競技人生、真っ只中にいます。

日本初のアンバサダー契約


さて、骨伝導イヤホンのパイオニアとして知られる「Shokz(ショックス)」はこのほど、大迫選手と日本初となるアンバサダー契約を締結。2月12日にはアンバサダー就任発表会が都内で行われ、ケニアで合宿中の大迫選手もオンラインで参加しました。

まず流れたのは大迫選手がShokzを装着して走るプロモーションムービーです。キャッチコピーは「走る人と、ともに」。オープンイヤーでスタイリッシュなデザインのShokzを身に付け、沖縄の青い空の下を颯爽と走っています。

次に、ちょうどトレーニングを終えたばかりという大迫選手とトークセッション。
「骨伝導という技術は知っていたが、使用したのは初めて」とし、自身の顔が大きく印刷されたパッケージについては「恥ずかしいけれど、嬉しい。ランナーがShokzを買うきっかけになれば」と話していました。

耳を塞がないメリット


音楽を聴きながら自然の音も楽しめるというオープンイヤーにも大迫選手は感心した様子。「ランニングの際のイヤホンと言えば耳に入れて他の音をシャットダウンする。もしくは外して自然の音を聞くしかなかった。イヤホンをしていても耳を塞がないということは、車や人と接触するリスクも少ない。好きな音楽が聞けて、自然と対話できて、安全性にも優れている」と評価しました。

大迫選手は合宿先のケニアでも早速Shokzを愛用しています。
「ケニアは小さな道が多く、そこをバイクが通ったりする。音楽を聴きながらランニングに集中していても、外の音が聞こえるから準備できる。僕は自分の足音でリズムを取るので、それが聞けるのも嬉しいポイント」と語りました。

違和感無く、クリアに聞こえる


ということで大迫選手の気持ちに少しでも近づくため、筆者もShokzを装着して走ってみました。まず感じたのは、違和感が無いということ。非常に軽い素材なので、ランニングの邪魔になりません。しっかり耳にフィットする形状で、ズレも気になりませんでした。

そして、音がクリアです。骨伝導で流れてくる爆風スランプの「Runner」も、道路を走る車の音も、両方が良く聞こえます。音楽が頭の中で反響しつつ外側では街の音が聞こえる、なんとも不思議な感覚でした。

大迫選手の復帰で、市民ランナーのマラソン熱も加速しているでしょう。特に都心は事故が心配ですね。Shokzを耳に走る人も増えてきそうです。