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国立大学の名門・筑波大学で、学生の人気を集める一つの講座があります。その名も“勇者の鼓動”。筑波大学の産学連携（教育・研究機関と民間企業が連携して行う試み）推進プロジェクトの一環（※）として開講されている、スポーツベンチャーセミナー型の講座です。

主催は筑波大学講師の松田裕雄先生。各回のゲストスピーカーは、スポーツ業界で道を切り開いた“勇者”たち。過去には荒川静香さんや荻原次晴さん、ビジネス界からはプロ野球・日本ハムのスカウトディレクターや東京マラソンのレースディレクターなど、そうそうたる顔ぶれの“勇者”が講座を行いました。

また関連講座では実際にスポーツに関するビジネスプランを考えたり、その実践までを導いたりと企業向けセミナー顔負けの活動を展開。全国大学大学院ビジネスプランコンペで入賞するなど、大学教育の枠を超えスポーツ界全体から注目を集めています。

　

スポーツビジネスの人材育成を

講座をはじめたきっかけは、松田先生が起案・運営に携わったバレーボールリーグや球団の創業。当時のスタッフや関連団体、自治体などスポーツに関わる人々の“ビジネス”に対する理解の低さに「スポーツをビジネスとして考え、スポーツ産業を支えていくためのスポーツをビジネスに出来る起業家的人材の育成をしなければならない」と、着任した筑波大学で06年に講座を開講しました。

講座は所属する体育科だけでなく、他学部の生徒や大学院生まで開放。また「東京での開講や他大学との単位互換など、大学の枠を飛び越えた幅広い講座にしていきたい」とさらなる拡大を狙っています。そこには「（今までは漠然としていた）スポーツビジネスの指導方法を体系化したい」という学術的な目的もあると言います。

ビジネスに結びつける、社会人向け「勇者の鼓動」

一昨年、学生向けだった“勇者の鼓動”を社会人向けにも開設しました。受講者は半数以上が30代から40代。それぞれの分野でスキルを身につけた人々が「好きなスポーツで何か面白いビジネスをしたい」という想いを持って集まっています。

講座の話題はスポーツビジネス論からアスリートのセカンドキャリア、組織のヒューマンマネジメントまで多岐に渡ります。「“勇者”は、もともと他のビジネスにあった手法をスポーツ界に持ち込むことで成功してきた方が多い」と、スポーツ産業への可能性を感じさせる実践的な講義が行われます。

また社会人向け“勇者の鼓動”はビジネスネットワークとしての役割を重視。「何かやりたいときに集まれるコミュニティでありたい。将来的にはベンチャーキャピタルなどと組み、実際にビジネスを形にしていきたい」と、ビジネスパートナーとの出会いの場としての展開を狙っています。

1月23日からいよいよ第三期が開講。開校後も追加申し込みを随時募集中（受講料は一律）。気になる方はぜひ一度問い合わせてみてください。またSportieでも“勇者の鼓動”のレポートを配信しますのでチェックしてみてください！
　

※ 勇者の鼓動は、筑波大学リサーチグループ「スポーツ産業人育成プログラム開発プロジェクト」による産学連携型教育・研究成果の社会還元活動として実施されています。導入講義は、今季推進してきた研究成果発表・考察セッションとして、勇者講義は、今季学内で実施された「未来構想大学講座『勇者の鼓動』」のアンコールセッション（一部リニューアル）として行われます。

【Sportie限定】「勇者の鼓動」観覧チケットプレゼント

今回はSportie特別企画として、先着3名様に「勇者の鼓動」観覧チケット（1講義分）をプレゼントします！ ご希望の方は、【氏名】【年齢】【職業】【連絡先（メールアドレスor電話番号】を明記の上、info@sportie.comまでメールにてご応募ください。