プレミアリーグ2018-19 有名ブックメーカーの予想をチェック!
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優勝争いはマン・シティVSレッズ、降格はカーディフ!
「ウィリアムヒル」も「bet365」も、マンチェスター・シティとリヴァプールの一騎討ち予想。2番手グループのマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが抜きつ抜かれつとなっており、トッテナムとアーセナルはEL出場権までという評価です。
ブックメーカーのプレミアリーグ2018-19シーズン優勝予想。32勝4分2敗という驚異的な強さで前シーズンを制したマン・シティは、リヤド・マフレズしか即戦力を獲らなかったものの、多くのブックメーカーが大本命としています。対抗馬に推されたのは、昨季チャンピオンズリーグでファイナルに進出したリヴァプール。ファビーニョ、ナビ・ケイタ、シェルダン・シャキリ、アリソン・ベッカーとワールドクラスを次々と引き入れ、リーグ最多の総額1億7000万ポンド(約239億円)をかけたクラブは、無冠で終わるわけにはいきません。
昨シーズンは、2位だったマンチェスター・ユナイテッドは、モウリーニョ監督が熱望していたCB獲得が叶わず、ブックメーカーのオッズは3位止まり。ハダースフィールドとの緒戦を快勝したチェルシーの評価が高まり、「ウィリアムヒル」では、8月15日以降はチェルシーが3番人気です。
トッテナムは、補強ゼロと新スタジアムオープンの遅延が嫌われ、アーセナルは、チェフの不振とコシールニーの不在で最終ラインが弱いと判断されているのでしょう。ブックメーカーには、「TOP4に入るクラブ」という予想もあるのですが、上位6チームの並びは変わらず。降格予想のほうは、大本命がカーディフで、昨季は何とか残留を勝ち取ったハダースフィールドが2番手。3位ブライトンまでは、大半のブックメーカーが低い倍率を付けています。(メイン写真 photo by ФК ШАХТЕР)
昨季は主軸としてチームを優勝に導きながら、個人表彰はすべてサラーに持っていかれたデブライネ。長期離脱からの巻き返しなるか?(PHOTO by Кирилл Венедиктов)
得点王もMVPも本命はハリーケイン
個人の記録に目を移すと、選手たちの投票で決まる「PFA年間最優秀選手賞」と、トップスコアラーの上位2名が同じ選手です。「ウィリアムヒル」「bet365」とも、1番人気がハリー・ケインで次点がモハメド・サラー。昨季プレミアリーグで32ゴールをゲットしたレッズのエースよりも、母国の代表キャプテンに期待を込めた票が集まっているようです。
得点王争いは、3番人気オーバメヤン、4番手アグエロ、5番手ルカクまで、2つのブックメーカーの並びは同じです。1月にアーセナルに加わったオーバメヤンは、後半戦だけで10ゴールを叩き込んでおり、プレミアリーグで長くプレイしているアグエロやルカクよりも人気になっています。
PFAのMVPも3位以下は、両者共通の予想で、デブライネ、アザールと続き、5位にはレッズの新戦力ナビ・ケイタが食い込んでいます。2017-18シーズンのアシスト王デブライネは、優勝チームで最高の評価を得ながら、PFAもプレミアリーグ公式のMVPも32ゴールのサラーに奪われてしまいました。
開幕戦の後、トレーニングで膝を負傷し、2ヵ月以上戦列を離れるといわれているプレーメイカーは、リーグ連覇と個人表彰の両取りを実現することができるでしょうか。レアル・マドリード移籍の噂があったアザールは、おそらく最後となるPFA最優秀選手を獲得するためには、チェルシーの優勝が必須条件でしょう。
ジェラードが付けていた8番を譲り受けたナビ・ケイタは、開幕節のウェストハム戦でさっそく先制ゴールに絡む活躍(PHOTO by Werner100359)
「監督解任第1号予想」から「次の監督予想」まで!
「ウィリアムヒル」をはじめ、主要ブックメーカー7社が賭けの対象にしているのが「Next Manager To Leave Post」、すなわち監督の解任第1号です。本命はレスターのクロード・ピュエル監督で、2位に推されているのはマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督。レアル・マドリードと第2次チェルシー政権で、3シーズンめにクラブを離れた指揮官は、補強を巡るクラブとの確執やポグバとの険悪な関係がささやかれているのがオッズが下がっている理由でしょう。解任予想で最も大穴は、各社150倍以上を付けている「誰も出ていかない」。200~500倍となっている岡崎慎司の得点王よりも確率が高いという見立てですが、昨季は10人がクビになったリーグが無風で終わるとは考えられません。
開幕戦でレスターに勝った後、「彼らはわれわれより補強に金をかけている」と愚痴をこぼしていたモウリーニョ監督。クラブ批判が過ぎると…!?(PHOTO by Светлана Бекетова)
さらに「ウイリアムヒル」は、こんな予想までしています。「Next Permanent Man Utd Manager 」。マンチェスター・ユナイテッドの次の監督とは…ちなみに本命はレアル・マドリードを離れたジネディーヌ・ジダン。ポグバをチームに残すには、同郷のレジェンドがうってつけということでしょうか。
対抗は、トッテナムのポチェッティーノ監督、その後にギグス、ブラン、デシャン、レーヴと続き、アーセン・ヴェンゲルがフィル・ネヴィルやカルロス・ケイロスと並んで最高倍率となっています。果たして、このベットはいつ成立するのか?何でもネタにしてしまうブックメーカーのたくましさには、思わずため息がこぼれます。マンチェスター・ユナイテッドにヴェンゲル、いやー、さすがに!?
(記事中のオッズや順位は、2018年8月17日現在)