F1日本GP開幕直前!F1は現地で楽しもう!!
WATCHF1日本GP開幕直前!F1は現地で楽しもう!!
世界最高峰のモータースポーツ「F1」が、10月11日から10月13日に三重県の鈴鹿サーキットで開催されます。1987年に鈴鹿サーキットでF1が初開催されて以来、今日まで私たちは、世界最高のモータースポーツを間近で観戦することができるようになりました。(2007年と2008年は富士スピードウェイで開催)
今年で31回目となるF1日本GPは、見どころ満載で、例年以上の盛り上がりをみせることでしょう。そんなF1を現地で楽しむためのポイントを紹介します。
TOP写真 photo by Artes Max
今シーズンは見どころ満載で一戦も見逃せない!!
今シーズンのF1は、至る所で激しいバトルが繰り広げられ、レース展開は、各メーカーの進歩もありシーズンが進むにつれ読めなくなってきました。シーズン開幕前のテストでは、フェラーリが他を圧倒するスピードを見せ、チャンピオン大本命と思われていました。
しかし、シーズンが開幕し、強さを見せたのは、やはりチャンピオンである「メルセデス」でした。
結果だけ見れば、メルセデスが、開幕8連勝と近年と同じ流れに見えるかも知れませんが、5度の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンの一人勝ちではなく、チームメイトであるバルテリ・ボッタスが前半戦2勝と奮闘。アゼルバイジャンやイギリスでは、ハミルトンに一歩も退かない激しいバトルを演じてみせました。
見どころは、チームメイト同士のバトルだけではありません。ボッタスの活躍によりハミルトンは、ギアをあげたように、第5戦から4連勝し、再びシーズンをリード。しかし、今年からホンダと手を組んだレッドブルと若きエースであるマックス・フェルスタッペンが第9戦オーストリアGPで今季初優勝を達成します。
フェルスタッペンは、第11戦ドイツGPも制し、低速コースである第12戦のハンガリーでは、低速域が強いメルセデスに対しレッドブルとホンダのコンビは速さをみせ、ポールポジションを獲得、決勝では、メルセデスの巧みな戦略により、優勝することができませんでしたが、イコールコンディションでもメルセデスと互角以上の戦いをみせました。
夏休み後のベルギーとイタリアは、高速サーキットが続き、これまで苦戦していたフェラーリが活躍。しかし高速連戦を制したのは、エースであるセバスチャン・ベッテルではなく、今年からフェラーリ入りしたシャルル・ルクレール。
F1直下のカテゴリーであるF2と、F3(旧GP3)で圧倒的な強さをみせ、初年度でチャンピオンを獲得した若き才能がついに優勝を掴み取りました。
しかも、フェラーリの地元イタリアでは、ティフォシ(熱狂的なフェラーリファン)の前で、メルセデスの強烈なプレッシャーをはね退けての優勝、勢いに乗るフェラーリの若き才能、ルクレールの活躍にも注目したいところ。
優勝争い以外の中、団勢の戦いは0.1秒内に何台もひしめき合う大激戦。ポイントをかけた激しい戦いは、近年のF1の魅力のひとつ。つまりどのポジションでも息をのむ刺激的なバトルが繰り広げられているのです。レースでは、優勝争い以外も観れると面白さが増しますので注目してみてください。
強くなって帰ってきたホンダを現地で応援しよう!
2015年にF1に復活するも苦しい戦いが続いたホンダ。2017年末にマクラーレンとの契約が終了しトロロッソのパートナーとして昨シーズンを戦いました。
いきなりシーズンを通じて好成績とはいかなかったものの、第2戦バーレーンでは、復帰後最上位となる4位入賞を果たし、地元鈴鹿では、予選で6番手と7番手を獲得するなどホンダは確実に性能を上げていきました。
トロロッソでの活躍が認められ、トロロッソだけではなく、ホンダはついに、トップチームであるレッドブルとも契約を交わし、2019年シーズンに臨みました。結果を残さなければいけない大きなプレッシャーの中、ホンダのPUは開幕戦から躍動。トップ2の一角であるフェラーリをオーバーテイクし見事表彰台を獲得しました。
得意・不得意なサーキットはあるものの、比較的安定したリザルトを残したホンダについに歓喜の瞬間が訪れました。
第9戦オーストリアGPでレッドブルのフェルスタッペンがスタートで出遅れるも、後方から次々とオーバーテイクしていき、残し3周でトップを走るフェラーリのルクレールとのバトルを制してトップに浮上!ホンダにとって復帰後初の優勝となりました。
その後も荒れたドイツGPでもフェルスタッペンが、優勝し2勝目を獲得、3位にはトロロッソに乗るダニール・クビアトが入り、ホンダPUを操る2人が表彰台に登りました。シーズン中に5勝すると、目標を掲げたホンダとレッドブルは2勝をマークし終盤戦に臨みます。
鈴鹿をはじめレッドブルと相性が良いサーキットが多い終盤戦、日の丸を背負い戦うホンダ勢に注目です!そして我々の目の前で表彰台の真ん中に立ってくれることを願い現地で、テレビの前で応援しましょう!
サーキット観戦の楽しみ方
毎年多くのF1ファンが訪れるF1日本GPですが、今年はホンダの活躍もあり、前売りチケットが売れているとのこと。多くの方にF1を楽しんでもらうために、F1現地観戦の楽しみ方を紹介します。初めての観戦の方は参考にしてくださいね!
F1を楽しむなら、木曜日から!F1マシンが走るのは、金曜日のフリー走行からですが、木曜日から楽しめるイベントが満載です。普段入る事が出来ないコース上やピットロードが解放され、実際に走るサーキットを歩くことができたり、間近でF1マシンやドライバーを見ることができます。
さらに、F1ドライバーがコースの下見で出てくることも!もしかしたら、憧れのF1ドライバーからサインが貰えるかも?つい、ファンサービスをしてしまうのは、F1界から世界最高のファンと言われる日本のファンだからなのかも知れません。
これまでF1を現地観戦していたファンの皆さんのマナーの良さが、このような嬉しい声になって返ってきています。目の前にF1ドライバーが現れたらサインや写真が欲しくなるのは当然です。しかし周りの人を押し退けることだけはやめましょう。子供や女性の方がいればぜひ譲ってあげてくださいね。
そして土曜日からは、観客の人数が一気に増えます。もし、木曜日や金曜日から現地に行かれる方は、先にお土産を買っておくと良いでしょう。
長蛇の列に並ぶ必要がないですし、先に買っておくと、ホテルに置いておくことも出来ます。サーキット内にある手荷物預かり所や自宅へ配送できるサービスもありますので利用してみてくださいね。
遊園地や託児所、パウダールームも充実しておりどなたでも思いっきり楽しむ事ができるようになっています。友達や恋人、家族でF1を満喫しましょう!
アクセス情報
F1をはじめ、レースが行われるサーキットは騒音問題への配慮、広大な敷地が必要なことから市街地から離れた場所に建設されています。しかし鈴鹿サーキットは、市街地の中にありアクセスも良いことから初めて観戦される方にもオススメな場所と言えます。
車やバイクで行く方には、専用駐車場が用意されており便利ですが、公共交通機関が充実しており、自家用車を持っていない方でも気軽にF1観戦をすることができます。
F1開催期間中は白子駅(近鉄名古屋線)から鈴鹿サーキット直通の臨時バスが常に運行していますので、好きなタイミングでサーキットと最寄駅を往き来することができます。
F1開催期間中は、鈴鹿近辺のホテル料金が上がり、早いうちから予約が埋まってしまうので、関東方面から観戦に行く場合は名古屋駅で宿泊するのも良いかも知れません。白子駅ー名古屋駅間は乗り換えがありませんのでおすすめです。
多くのF1ファンで、電車は若干混みますが、その中にレース関係者が乗っていることも!毎年駅のホームでファンサービスしているドライバーもいるほどです。もしかしたら推しのドライバーを間近で見れるかも知れません。