MotoGP日本GP開幕直前!世界最高のバイクレースを楽しもう!!
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10月に、F1(Formula 1世界選手権)やWEC(世界耐久選手権)など、モータースポーツの最高峰が日本にやってきます。さらに、2輪ロードレースの最高峰「MotoGP」も10月18日から20日に開催されます。
世界一のライダーとマシンを決めるオートバイレースの最高峰であるMotoGPの人気は絶大!本場ヨーロッパでは、視聴率がサッカーを上回り、サーキットには多くのファンが足を運びます。
世界のトップライダー達が、世界最速のマシンを操り繰り広げるバトルは、鳥肌モノ!MotoGPの魅力や10月に行われるMotoGP日本GPの観戦情報を紹介します。
メイン写真 photo by Box Repsol
MotoGPは2輪ロードレース最高峰
4輪(クルマ)レースの頂点がF1であるのに対し、2輪(バイク)レースの頂点に位置するのが、MotoGPです。世界選手権であるMotoGPは、その名の通り世界中を転戦して争います。
中東や南米、北米を経て本場ヨーロッパ、そしてアジアに舞台を移して戦います。つまり、日本は、シリーズの終盤に行われるため、チャンピオン争いで重要な一戦となります。毎年激しいレースが行われ、日本のファンは熱いバトルに酔いしれます。
各レースの順位に応じて、ポイントが与えられ、シリーズを通して最も多くポイントを獲得したライダーとチームがチャンピオンとなります。
MotoGPには、3クラスが存在していますが、中でも最高峰のMotoGPクラスは、世界の2輪メーカーがMotoGP専用のマシンに開発した車両を用いて、世界最高レベルのライダーたちによって争われます。マシンは各メーカーが先進技術を結集させたモンスターマシンで、最高時速は350km/h以上を誇ります。
参戦しているのは、長年ロードレースの頂点に君臨するホンダ、ヤマハ、スズキの日本メーカーに、イタリアのドゥカティとアプリリア、そしてオーストリアのKTM。
各メーカーが英知を注ぎ込んだマシンは、一般のライダーではとても扱えない代物ですが、このマシンを手足のように操るのが世界トップレベルのレーシングライダーです。
MotoGPライダーは、一流ではなく、超一流のライダーが集まっています。超人でもあるMotoGPライダーですが、ヘルメットを脱げば、みんな超個性的で魅力的です。
推しのライダーがいると、レース観戦がもっと楽しくなりますので、観戦前にライダーについてチェックしておくと良いでしょう。
日本GPでは、楽しい企画が目白押し!選手やマシンを間近で見ることができるピットウォークや決勝前夜に行われるMotoGPライダーによるトークなどスペシャルイベントが満載の前夜祭、手ぶらでも楽しめるキャンプなど一年に一度のお祭りを満喫できる催しがたくさん!
温泉や美味しいグルメもありMotoGP日本GPは参加者全員が楽しめるイベントになっています。現地観戦、本当におすすめですよ!
現地観戦できない方は、テレビでも楽しむことができますので、放送スケジュールをチェックしてください。
注目は3クラスで活躍する日本人ライダー!
今年のMotoGPには、3クラスに日本ライダーが参戦しています。最高峰クラスのMotoGPクラスには、中上貴晶選手がLCR HONDA IDEMITSUから参戦。
最高峰クラス2年目の中上選手は、シーズン前半から好調で前半戦は常にトップ10以内でフィニッシュしており、第6戦イタリアGPでは、自己最高位となる5位を獲得しました。
第8戦オランダGPでは、他車の転倒に巻き込まれ左足の靭帯を損傷し、続く第9戦ドイツGPではバイクを降りると松葉杖を使うほど辛い週末となりましたが、それでもレースには出場し14位でフィニッシュしポイントを獲得しています。
夏休みを挟んでからは、第12戦イギリスGPと第13戦サンマリノGPでは、ノーポイントに終わるものの、その他のレースではしっかりポイント圏内で完走している中上選手。
シーズン前に課題に挙げた序盤のペースも改善できていますので、後半戦への期待も膨らみますが、本人は常にトップ6での完走を目指すと冷静に目標を設定しました。とはいえ、特別な力が背中を押してくれるであろう母国でのレース、2年目で大きく飛躍した中上選手の日本での走りから目が離せません。
Moto2クラスには、長島哲太選手がONEXOX TKKR SAG Teamから参戦しています。長島選手が本格的に参戦したのは2014年で、2015年に別のカテゴリーに戦いの場を移すも2017年にMoto2に復帰します。なかなか結果を出すことができなかった長島選手でしたが、今年は飛躍の年となりました。
第8戦オランダGPと第12戦イギリスGPでは自己ベストとなる5位を獲得、第11戦オーストリアGPでは初のポールポジションを獲得しました。決勝では安定した結果を出すことができるようになった今シーズンの活躍により、現在所属しているSAG(ストップ・アンド・ゴー)レーシングチームから来年の継続参戦が決定しました。
好調な上に、今季と同じチームからの参戦が決まり非常に良い流れに乗っている長島選手。来期のシートを確保したことにより、今シーズン残りのレースに集中できる環境が整いました。
昨年の日本GPで長島選手は、当時の自己ベストを更新する力走をみせました。今シーズンさらに進化した長島選手は日本GPでさらなる結果をみせてくれることでしょう。
今年日本人ライダーが多く活躍しているのが、Moto3クラスです。かつて軽量級クラスの125ccクラスは、多くの日本人ライダーが活躍しましたが、2012年に125ccクラスからMoto3クラスに変わってからは、日本人ライダーの優勝は達成されていませんでした。
しかし、今年の開幕戦カタールGPでは、鳥羽海渡選手が日本人初のMoto3クラス優勝を達成、さらに第13戦サンマリノGPでは鈴木竜生選手も自身初の優勝を成し遂げました。
第9戦ドイツGPでは、佐々木歩夢選手がポールポジションを獲得、第14戦アラゴンGPではルーキーの小椋藍選手が2位表彰台獲得と日本人ライダーが表彰台、優勝争いに加わる大活躍をみせています。
日本GPには、レギュラー参戦している鳥羽海渡選手、佐々木歩夢選手、鈴木竜生選手、真崎一輝選手、小椋藍選手に加えワイルドカード参戦(追加の特別参加枠)で國井勇輝選手と長谷川聖選手の参戦が決定しています。
3クラスで日本人ライダーの優勝が見られる可能性が最も高く、上のカテゴリーを目指す若い選手がひしめき合うMoto3クラスにも注目してください。
観戦にはシャトルバスがおすすめ!
MotoGP日本🇯🇵GP
宇都宮駅と水戸駅からシャトルバス🚌出ます!高いんでしょ😤
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— ツインリンクもてぎ公式 (@motegi_official) September 5, 2019
MotoGP日本GPが開催される栃木県のツインリンクもてぎに行くには、車かバイクが必要になります。なかなか車やバイクを持っていない方には現地観戦はハードルが高いものになりますが、自家用車を持っていない方に朗報です!実はMotoGP開催期間中、予約制直通シャトルバスが運行しているのです。
予約制なので座席確保の心配もありませんし、最寄駅である宇都宮駅や水戸駅からは片道500円とかなりリーズナブル!自家用車がない人だけではなく、渋滞などの混雑を避けたい方にもおすすめです。
栃木県内だけではなく、都内からでもバスが出ており、首都圏からサーキットまで直接バスでいけるのは魅力的ですよね。予約制ですが、開催前日まで予約が可能ですのでサーキット観戦の経験がない方や自家用車がない方はぜひ利用してみてください。
■シャトルバス予約ページ:https://www.twinring.jp/motogp/access/gpexpress.html
世界最高峰の2輪ロードレースMotoGP。15歳から22歳までの方は申し込めば、無料で観戦できるヤング割やサーキットまでのアクセスを良好にしてくれるシャトルバス、自然豊かなサーキットで設備も充実したキャンプなどMotoGP日本GPはレース観戦をより簡単に、より楽しめるようなイベントになっています。
もちろんメインは、世界最高のレースを目に焼き付けることですが、参加者全員が楽しめる催しも盛りだくさんですのでぜひ現地で楽しんでみてください。