「B.LEAGUE」1年目の苦闘。レバンガ北海道・統一プロリーグでの変化と未来 について多嶋朝飛選手・西川貴之選手にインタビュー

「B.LEAGUE」1年目の苦闘。レバンガ北海道・統一プロリーグでの変化と未来 について多嶋朝飛選手・西川貴之選手にインタビュー WATCH

「B.LEAGUE」1年目の苦闘。レバンガ北海道・統一プロリーグでの変化と未来 について多嶋朝飛選手・西川貴之選手にインタビュー

スポーティ

2016年、悲願の“統一”プロバスケットボールリーグが発足。
その名も「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」JPBL。
初年度シーズンが、2016年9月22日に華々しく開幕したのも記憶に新しい。
そのトップリーグは18チームが3地区に分かれ激闘中だ。

今回、北海道を本拠地とする「レバンガ北海道」をピックアップ。現在のところ、東地区4位と苦しい戦いを強いられているが、あきらめずに上を向いて戦い続けている姿が印象的なチームだ。地元のファンも、応援のボルテージは冷めるところ知らず上がる一方で、チームの後押しを続けている。

苦難の道を抜け、レバンガ北海道として再起

レバンガ北海道は2011年、札幌市を拠点として生まれたプロバスケットボールクラブ。クラブ名の由来は「ガンバレ」の逆さ言葉から。北海道民から「ガンバレ」と、いつまでも応援してもらえるクラブであり続けたいという誓いと願いが、そのチーム名に込められているそう。
しかしここまで来るのには多難な時期があった。
2006年に前身のチームとなる北海道のチームが資金難から存続の危機に。
その後支援先をさがしていた中、東日本大震災の影響もありチーム消滅の危機に陥ったのだ。その時チームを立て直そうと折茂武彦選手が、一般財団法人北海道総合スポーツクラブを設立し異例の「選手兼任オーナー」の誕生という結末となり今にいたる。

(折茂武彦選手 右9番)

そんなレバンガ北海道には、前述した折茂武彦選手(※2016.11月には、国内トップリーグ日本人選手初の通算9,000得点を達成)を筆頭に、注目株の若き選手たちがいる。
帯広市出身の今季新キャプテン多嶋朝飛選手と、札幌市出身の若きエースであり、日本代表にも選ばれた実績をもつ西川貴之選手である。

今後のレバンガ北海道の飛躍のカギを握るであろう両名に、Bリーグという統一リーグ初年度のチームや自らの想いについて、いろいろとお話を伺ってきた。

Qプロバスケットボールリーグが遂に統一されました。Bリーグとなって今までとの違いを感じるのはどんな部分でしょうか。

多嶋:元々プロチームに所属しプロ選手だったので生活や試合の流れ、練習内容は変わってないと思いますが、Bリーグとなって注目度やメディアの扱われ方、取材の量は多くなったので、そこで変わってきたと実感することはあります。リーグも色々企画を考えて情報発信をしていますし、しっかり話題にもなってきているのかなと感じます。

西川:アウェイの遠征に行くと感じるのですが、どのクラブの会場でも演出やファンの方々の熱意を今までよりも感じます。
メディアなどでBリーグの情報を目にする機会が増えました。

QBリーグ東地区で現在4位と少し苦しい状況ですが、チームのムードや選手間では、どんな分析をしていますか。また統一リーグとなって全体のレベルなどに変化があったのも一因でしょうか。

多嶋:リーグに所属するチーム数も以前より増えましたし、それに伴い今までにない様々なプレースタイルのチームが出てきたのかなと思います。ハイスコアなゲームも多いのでレベルは今までよりも上がっているのかもしれません。
しっかりどのチームと戦っても対応できるように準備して行きたいと思います。

西川:どのクラブも強化をしたことで素晴らしい選手が揃っていてレベルは上がっていると感じます。
前半戦は、自分たちの良い部分があまり出せていなかったので、日々の練習からコミュニケーションをとり、レバンガの良い部分をより多く発揮し、勝ち星を重ねたいと思います。

Qレバンガ北海道というチームとしての今後の目標や夢、そして個人としての目標や夢も併せてお聞かせください。

多嶋:まずは目の前の一戦一戦を勝ちきることだと思います。それがプレーオフに繋がることだったり、その先々に繋がって行くことだと思うので勝ちを積み重ねて行きたいですし、動員や会場の演出、試合の盛り上がりなども他には負けたくないので、そういう部分でも「北海道は凄い」と言われるようにやっていきたいなと思います。
個人としては色々な経験を積みながら常に成長していける選手でありたいなと思います。そういったことがチームの成績や代表に呼ばれるなど様々な場面で結果として残せると思っています。

西川:まずは北海道でバスケットボールを盛んにしたいです。
そしてチームも、プレーオフや優勝といった位置まで行けるような強いチームにすることです。
個人としてはもっともっと、シュート力含め精度の高い選手になりたいです。

Q最後に、レバンガ北海道のファンの方の、バスケットボールファンの方、そしてこれからプロを目指す少年少女たちに熱いメッセージをお願いします。

多嶋:いつも応援してくれるファンの方々には感謝しかないです。
ファンとチームが一体となって力を合わせて共に勝利を喜べたらなと思います。
バスケットボールファンに、また会場やテレビなどで観たい!この選手、このチームを応援したい!
と思ってもらえるように一生懸命やっていきたいと思います。そのためにも子どもたちに憧れられる選手でいなきゃと思います。
いまは、身近でプロのバスケットボールの試合が観られるチャンスが沢山ありますし、自分の目で見て学んで、真似することで絶対に上達すると思うので、子どもやプロ関係なく、うまくなりたい!という常に向上する意識は持ち続けていきたいですね。

西川:バスケットボールを楽しむことが大切だと思います。
皆さんにプロ選手になりたいと思ってもらえるように僕らも頑張るので、一緒に頑張っていきましょう!

インタビューに答えてくれた多嶋・西川両選手の、Bリーグやバスケットボールへの想い、そして素顔を見ることができたのではないだろうか。
果たして2016-17今シーズンの残り試合、両選手はどのようなプレイを見せてくれるのか、2人揃っての大車輪の活躍を期待したいと思う。

取材・写真協力: レバンガ北海道運営会社 株式会社北海道バスケットボールクラブ

選手プロフィール

多嶋朝飛(たじま・あさひ)

キャプテン。 ガード・背番号8。173cm、71kg
1988年10月8日生まれ、帯広市出身。東海大学を経てリンク栃木ブレックスに入団後、2013年にレバンガ北海道へ移籍。

西川貴之(にしかわ・たかのぶ)

フォワード・背番号12。195cm・85Kg
1992年1月14日、札幌出身。東海大四高校に進学。卒業後は明治大学入学。2014年レバンガ北海道加入。


バスケットボール プロリーグ レバンガ