パラリンピック4連覇中、世界最強のブラインドサッカーブラジル代表が来日!

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パラリンピック4連覇中、世界最強のブラインドサッカーブラジル代表が来日!

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アイマスクを付け、視覚を遮断した状態で音を頼りにプレーをする、ブラインドサッカー
今月、パラリンピック4連覇中という圧倒的強さを誇る世界王者ブラジル代表が来日し、2週連続で日本国内で開催されるブラインドサッカーの大会に出場します。
そのブラジル代表が出場する、3月20日(月・祝)開催の『さいたま市ノーマライゼーションカップ2017』と、3月25日(土)・26日(日)開催の『KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2017』、それぞれの見どころをご紹介します!

迫力溢れるプレーに釘付けになる、ブラインドサッカー

視覚が遮断された状態でどうやってサッカーをするの?という人のために、まずはブラインドサッカーについて簡単に説明します。

選手の構成は、フィールドプレーヤー4人にゴールキーパー1人。5人対5人で行われます。加えて、敵陣ゴール裏にはガイド(コーラー)と呼ばれるスタッフが、自陣ベンチには監督がいて、フィールドプレイヤーに指示を与えます。
国際ルールではフィールドプレーヤーは全員視覚障がい者(全盲:B1クラス)の選手ですが、国内ではアイマスクを着ければ誰でも出場することができます。ゴールキーパー、ガイド、監督は、目が見える人が行います。
ピッチの広さなど、基本的なルールはフットサルと似ていますが、大きく特徴的な点は以下の通りです。

① 転がると音が出るボールの使用
② ピッチサイドに並べられた、高さ1mほどのサイドフェンスの使用
③ ボールを持った選手に向かう時に発さなければいけない、「ボイ(Voy)」という掛け声
④ チームが攻めている時に、敵陣ゴール裏から味方の選手に向かってゴールの位置やシュートの指示を声で伝える、ガイドの存在

詳しいルールは、日本ブラインドサッカー協会のホームページに記載されているので、ぜひチェックしてみてください。

そして、ブラインドサッカーの見どころは、なんといっても想像を超える激しいプレーと声によるコミュニケーション
アイマスクを着けているとは思えない、キレのあるドリブルに狙いすましたシュート、コミュニケーションから生まれる正確なパスや相手をかわす動きなど、試合を見た人にしか分からない衝撃と感動があります。

条例から生まれた、さいたま市ノーマライゼーションカップ

3月20日(月・祝)にフットメッセ大宮で開催される『さいたま市ノーマライゼーションカップ』は、さいたま市と日本ブラインドサッカー協会が共催する国際親善試合。2013年に第1回が開催され、今年で5回目を迎えます。
さいたま市が毎年この大会を開催する理由は、全国の政令指定都市に先駆け、2011年に『さいたま市誰もが共に暮らすための障害者の権利の擁護等に関する条例(ノーマライゼーション条例)』を制定したため。
ノーマライゼーションとは、“障がいの有無にかかわらず、誰もが平等に生活する社会を実現する”という考え方で、1950年代にデンマークで誕生して以来、欧州を中心に徐々に世界中に広まってきています。日本ブラインドサッカー協会がビジョンとして掲げる“視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること”と考え方が重なり、大会の開催にいたっています。

攻撃的なプレーモデルを展開する日本代表。2020年とその先に向けた大きな一戦

さいたま市ノーマライゼーションカップは、代表チーム同士によるハイレベルな戦いが見られるのが大きな魅力。これまでに、ブラジル代表、ドイツ代表、コロンビア代表、韓国代表と対戦してきました。


日本代表PV

2020年東京パラリンピックでのメダル獲得に向け、2015年11月に高田敏志監督が就任して以降、攻撃的なプレーモデルに取り組んできた日本代表。現在は世界ランク8位で、パラリンピックの出場経験こそありませんが、昨年5月から6月にかけて行われたブラジル遠征では、世界ランク4位の中国代表に初めて勝利し、世界ランク9位のイラン代表からも初ゴールを挙げるなど、着実に世界との差を縮めてきています。

さらに、今大会は「Facebook Live」でのLIVE動画配信も予定されており、会場まで来られない人でも無料で試合を観戦することができます。2020年のパラリンピックをより一層楽しむためにも、今からブラインドサッカーの代表戦をチェックしてみてはいかがでしょうか。

国内リーグを勝ち抜いた強豪チーム同士が戦う、KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権

3月25日(土)・26日(日)に富士通スタジアム川崎で開催される『KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権』は、各地域リーグの上位4チーム、認定カップ優勝チーム、大会当日の予選を勝ち抜いたチーム、海外の代表チームの計7チームが頂点を争う、非常にハイレベルな大会です。

今大会、本戦への出場が決まっているのは、新潟フェニックスファイヤーズ(北日本リーグ第1位)、たまハッサーズ(東日本リーグ第1位)、Avanzareつくば(東日本リーグ第2位)、ラッキーストライカーズ福岡(西日本リーグ第1位)、ナマーラ北海道(認定カップ優勝)、そしてブラジル代表。クラブチームや国のプライドをかけた、アツい戦いに注目です。

大人も子供も、リピーターも初めての人も。多様な楽しみ方ができる大会

ハイレベルな試合が見られることはもちろん、今大会はブラインドサッカーやブラジルにちなんだイベントブースも多数出展される予定で、多様な楽しみ方ができるのも大きな魅力です。

使えなくなったサッカーボールで、自分だけのオリジナルチャームを作る『サッカーボールリサイクルプロジェクトワークショップ』に、介助を受ける側・する側両方の体験ができる『おもてなし介助技術体験』
スポーツ大会でお馴染みのフェイスペイントを、見た目だけでなく、触っても楽しめる特別仕様で提供する『フェイス&ボディペインティング』、ブラサカに関する展示・交流ブース『Hola! ブラサカ』、ブラインドサッカー体験など、ブラサカの大会ならではの様々なブースが並びます。


サッカーボールリサイクルプロジェクトワークショップ
写真:Good Sport association提供

また、ブラジル生まれのラケットスポーツ『フレスコボール』に、ブラジル武芸『カポエイラ』の体験、身近なものでオリジナルの『サンバ楽器』が手作りできるワークショップブースもあります。


フレスコボール体験
写真:日本フレスコボール協会提供

イベントブースは試合の合間に立ち寄ることができるので、観戦しても、体験しても楽しめる大会になっています。ワークショップや参加型のイベントを中心に、年齢を問わず楽しめるブースが充実しているので、家族での来場にもピッタリ。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

競技写真および動画・画像は、日本ブラインドサッカー協会ホームページより流用


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