JPFAチャリティーオークションに向けた選手たちの想い

JPFAチャリティーオークションに向けた選手たちの想い SUPPORT

JPFAチャリティーオークションに向けた選手たちの想い

スポーティ

日本プロサッカー選手会(JPFA)は、東日本大震災が発生した2011年から、継続的に復興支援活動を実施しており、これまでには「チャリティーマッチ」や「ふれあい活動」を行ってきました。5回目となる今年度は復興支援活動として「チャリティーオークション」が開催されています。

そこで「チャリティーオークション」に向けての想いを、JPFA会長の佐藤寿人(広島)選手、副会長の石川直宏(FC東京)選手、小川佳純(名古屋)選手、菅和範(栃木SC)選手、監事の小宮山尊信(川崎)選手に伺いました。

――チャリティーオークションを始めた2011年から状況もかなり変わってきていると思うのですが、今のタイミングで思うこと、または期待されることは何でしょうか?

<小川>震災から4年以上経ち、社会の震災に対する記憶が、少しずつ風化してしまっていると感じています。2015年はチャリティーマッチが開催できなかったのですが、今回のようなチャリティーオークションや、ふれあい活動に力を入れて、選手会として被災地に対して継続的に支援をしてきたいと考えています。

<石川>復興について、時間が経つとどうしても意識が薄れてしまいがちですが、毎年被災地で活動することで選手が改めて復興支援について考える機会を持つことができます。また、選手自身の思い入れのあるグッツを出品することで、それぞれがどんなことで協力できるのかという意識を生むことができるのではないかと考えています。

<小宮山>今年はチャリティーマッチがなくて残念ですという声も実際にいただいて、それができない分、違った形で貢献していければと考えていました。
川崎フロンターレはチームとしても選手全員で被災地に行くなど、選手間で被災地支援について話す機会は多くあります。毎年行くことで、子供たちの成長を感じることもできますし、「今年も会いたい!一緒に遊びたい!」という気持ちも大きいです。
これからも被災地とのつながりを大切にし、活動を続けていきたいと思っています。

ふれあい活動“グリーティングDAY” in 福島 2015年12/20(日)

ふれあい活動“グリーティングDAY” in 福島 2015年12/20(日)

――サッカー選手としてどういったプレーで被災地の方々を勇気づけられると考えていますか?

<菅>サッカー選手は一般の方に比べて、プレーなども含めた発信力が強いと思います。実際に被災地で会った子供達が僕たちのプレーを見ることで、少しでも笑顔になってくれたら嬉しいです。
また、去年福島に行った際に「今日の子供達の笑顔に未来を感じました」という言葉をいただいて、すごく考えさせられました。自分たちが行くことで、そのような希望を持っていただけたのであれば本当に光栄です。

<佐藤>
ピッチの上での華麗なプレーや、驚きを与えるプレーでたくさんの方に感動を与えられると思っています。またピッチの上で本気で戦っている姿を見て、何かを感じてくれれば嬉しいので、最後まで諦めずに戦う姿を見せていきたいと思います。

ふれあい活動“グリーティングDAY” in 宮城 2015年12/19(土)

ふれあい活動“グリーティングDAY” in 宮城
2015年12/19(土)

――落札してくださった方から「商品を手に入れられたことと同時に、復興支援になることを嬉しく思います」というようなメッセージも多数寄せられています。
最後に、チャリティーオークションに参加してくださっている方々、またこれから参加しようとしてくださっている方々へのメッセージをお願いします。

<菅>選手のスパイクやグローブなどのアイテムは、選手の魂がこもっているので、それをきっかけに支援に繋がっていくことは本当に素晴らしいことだと思っています。

<小川>このチャリティーオークションは、選手会と選手、各クラブ、そして参加してくださっているサポーターの方、サッカー界が一体となって復興支援に貢献できる素晴らしい活動だと思います。参加してくださるみなさんには本当に感謝をしていますし、これからも一緒に復興支援活動を続けていければ、私たち選手もとても嬉しいです。

<石川>落札してくださった方からのメッセージを聞いて本当にありがたいと思いました。自分たち選手の思いと、応援してくださるサッカーファミリーの方々の思いがひとつになって大きなかたちになるということはとても嬉しいですし、サッカーを通じてみんなが幸せになるのが理想ですね。今後も復興支援活動を通じて広がる輪や絆を深めていけるような企画を進めていきたいと思います。

<小宮山>選手はグッツを出品して、サポーターの方は購入してくださって、それぞれの行為が結果的に支援につながっています。それが一つのサッカーファミリーが行っている支援として、僕たちもサポーターの方と同じ気持ちでいます。これからも続けていきますので、宜しくお願いします。

<佐藤>こういったチャリティ活動は「一緒にやれている」という実感をとても感じるので、参加してくださっている方からも感謝の言葉を頂くことはとてもうれしいです。また、自分たちも応援してくださるサッカーファミリーの方々に大きなものをお返ししていけたらと考えています。

2015JPFAサッカースクール in 南三陸 2015年6月14日(日)

2015JPFAサッカースクール in 南三陸
2015年6月14日(日)

現在行われている第5弾では、日本代表の香川真司(ドルトムント)選手、柴崎岳(鹿島)選手の直筆サイン入りスパイクや、日本代表全選手の直筆サイン入りレプリカユニフォームも出品中です。

チャリティーオークションの売り上げは、2015年12月に岩手県、宮城県、福島県で開催した「ふれあい活動」の活動資源になるほか、「J100年基金」にまとめられ、今後もJPFAが開催していく被災地での復興支援活動に活用されます。

ふれあい活動“グリーティングDAY” in 岩手 2015年12/26(土)

ふれあい活動“グリーティングDAY” in 岩手
2015年12/26(土)