ヨガ三大要素の一つ!体を中からキレイにするクリヤの方法教えます
DOヨガ三大要素の一つ!体を中からキレイにするクリヤの方法教えます
女性が行うエクササイズの代表格とも言えるヨガ。しなやかな体を作り上げるポスチャーだけでなく、ヨガで行われるメディテーションも、精神的な安定や心の強さを得るために大変効果的とされ注目を集めています。その為、メディテーションの方面からヨガの世界に魅力を感じるスポーツ選手や経営者も増えています。
でも実は、ヨガにおいて最も重要視される三大要素の一つにクリヤというものがあるという事はあまり知られていません。クリヤは体の中の細胞を洗浄する作業。今回はこのクリヤについてご紹介したいと思います。
クリヤは体の中を洗浄するテクニック
ヨガで行われるクリヤとは、目や鼻、胃の中など体の中を洗浄するテクニックのことです。クリヤは大きく6つのカテゴリーに分類され、鼻、消化器、胃、鼻(一つ目とは方法が異なる)、呼吸器、目を洗浄する方法があります。
クリヤの中には、水や道具を使って行うもの、呼吸を使って肺を洗浄するもの、何かを見つめることにより目の筋肉をリラックスさせるものなど様々な方法があります。
クリヤで使用する道具と実際の方法
今回は最も一般的な目の洗浄(ネトラ)、鼻の洗浄(ネティ)、胃の洗浄(ダウティ)を実践します。
ネトラ・クリヤ(目の洗浄)
パソコンでの仕事や読み物で目が疲れた際、特に回数に限りなく利用することができるクリヤです。
まずはクリヤで使う道具をご紹介します。目のくぼみにぴったり収まる形に作られたカップを利用します。このカップの中いっぱいに水をいれ、閉じた状態の右目に当てます。この際水が落ちますがそれで構いません。
次にカップの中で瞬きを数回行います。その後目をぐるぐると回し目を洗浄します。同じように左目も行います。これでネトラ・クリヤは完了です。
実際に行うと、目の筋肉が解れ、疲れが緩和されているのがわかります。目のクリヤにはこの他に、瞬きをせず視線を一点に集中させることにより、目の筋肉を解すという方法もあります。
ネトラ・クリヤを行う道具
ネトラ・クリヤを行う様子
ネティ・クリヤ(鼻の洗浄)
ネティを行う方法は大きく分けて2種類あり、一つはチューブを使う方法、もう一つはカップに貯めた水を鼻の左側から右側へ流すという方法があります。今回はチューブを使う方法を実践します。
チューブ周りににココナツオイルを十分に付け、チューブの先が細くなっている方から鼻の奥に入れていきます。この際、少し上を向いて口を開けた状態で行うのがポイントです。そうすることで鼻の奥で止まってしまうことなく、チューブが喉の奥まで入っていきます。チューブが喉から出てきたら指で取り出し、鼻の奥をこするようにしてチューブを上下させます。5回ほど行えば十分です。逆の鼻も同じように行います。
ネティ・クリヤを行うのは、夏の場合二週間に一度、風邪をひきやすい冬は一週間に一度程度が良いとされています。
ネティ・クリヤを行う道具
ネティ・クリヤを行う様子
クンジャリ・クリヤ(胃の洗浄)
クンジャリ・クリヤを行うために、1.5リットル程の水と塩を用意します。水の温度は室温程度が望ましいです。水の中にひとつまみ食塩をいれ、2、3分のうちにできるだけ休憩をせず飲み干します。立った状態で体を前に倒し、10分ほど胃を動かします。その後、喉に指を入れ、すべての水を吐き出します。すべての水を出し切ったところでドウティ・クリヤの完了です。
クリヤを行う際の注意点
クリヤを行うのは6ヶ月から1年程のヨガプラクティスを経験した後、インストラクターのガイドの元で行う必要があります。それぞれのクリヤには、行うべき頻度があります。季節によっても異なるため、適切な情報を得た上で行いましょう。またクリヤを行うのは朝5時頃が良いとされています。
ヨガのプラクティスが進んできたところで、インストラクターに相談をし、上手にクリヤを取り入れながら体の内側からも合わせてセルフマネジメントして行きましょう。