ポセイドンジャパンを応援しよう!〜初心者向け水球のルールと楽しみ方〜

ポセイドンジャパンを応援しよう!〜初心者向け水球のルールと楽しみ方〜 WATCH

ポセイドンジャパンを応援しよう!〜初心者向け水球のルールと楽しみ方〜

スポーティ

2015年12月に行われたアジア大陸予選を勝ち抜き、32年ぶりオリンピック出場を決めたポセイドンジャパン。ポセイドンジャパンとは、日本代表水球チームの呼称で、ギリシャ神話に出てくる海洋を思いのままに制する海の神、ポセイドンのように力強い、そしてボールを支配するという願いをこめて名付けられました。

そんな彼らのオリンピックでの活躍を応援するために、水球の基本的なルールと観戦する際の楽しみ方について紹介したいと思います。

水中の格闘技や水中のハンドボールと呼ばれる水球

水球は、「水中のハンドボール」と言われることもあるスポーツで、手を使ってボールをゴールに入れ、その得点を争う競技です。人数もハンドボールと同じで、ゴールキーパーを含んだ7人1チームで競技を行います。しかし水球は、ハンドボールや他の球技とは異なり、片手でしかボールを扱うことができません(ゴールキーパーを除く)。

ボールの大きさは周囲約70cmとサッカーボールとほぼ同じ大きさで、ハンドボールの大きさが約60cmであることと比べると、かなり大きいことが分かると思います。


水球の試合時間は1試合合計32分間で、8分間の1ピリオドを4ピリオド行います。第1ピリオドと第3ピリオドの終了後に2分間の休憩、第2ピリオド終了後に5分間のハーフタイムがあります。ハーフタイム後にはコートチェンジが行われ、第4ピリオド終了時に決着がついていないときは延長が行われます。

延長は3分間のピリオドを2ピリオド行い、第1ピリオド終了後に2分間の休憩とコートチェンジが行われます。延長でも決着がつかない時はペナルティシュート合戦で決着をつけます。

水球では、攻撃チームは30秒以内にシュートを打たなければならず、この時間が過ぎるとファウルが取られ、攻撃権が相手チームに移ってしまいます。この時間は、試合時間の8分間とは別の時計で計測されていて、攻撃権の移動、シュート、ファウル、コーナースローが行われた時にリセットされます。

コーナースローとは、ボールが相手ゴールキーパーに当たって外に出た時や、相手選手が意図的に外にボールを出した時に、攻撃側のチーム与えられるフリースローのことです。


競技が行われるプールの水深は、2m以上と定められており、当然選手達は常に泳いでいる状態でプレーすることになります。代表選手ともなると1試合で1万mも泳ぐと言います。

水球では、ボール保持者に対してのタックルが認められていますが、それ以外の人へのタックルは、ファウルを取られることになります。しかし、水球は体の大部分が水中にある状態で行われているため、ファウルが分かりにくく、文字通り水面下での接触プレーが多く行われます。この事から「水中の格闘技」と呼ばれることもあります。

観戦に向けて水球のファウルについて知ろう!

次に水球のファウルについて説明します。水球では、競技中にファウルによって試合が止まることが多くあり、このファウルについて知り、なぜ試合が止まったのかを理解することが、水球観戦を楽しむための第一歩となります。

水球のファウルには、大きく分けてオーディナリーファウルとパーソナルファウルの2種類があります。

オーディナリーファウルは軽い反則のことで、このファウルを犯すと相手チームにフリースローが与えられます。ゴールキーパー以外が両手や握り拳でボールを扱った時や攻撃時にタックルされボールを水中に沈めた時、ボールを持っていない相手の動きを妨げた時などに、このファウルが適用されます。


パーソナルファールは重い反則のことで、この中でもエクスクルージョンファウルとペナルティファウルに分けられます。エクスクルージョンファウルを犯すと20秒間の退水をなり、ペナルティファウルを犯すと相手にペナルティスローが与えられます。ペナルティスローは、相手ゴールから5mの位置でシュートすることができます。

エクスクルージョンファウルは、ボールを保持していない相手選手を沈めるなどし、自由を奪った時やゴールキーパー以外の選手が両手でシュートやパスをブロックした時などに適用されます。

一方のペナルティファウルは、ゴールから5mエリア内で、相手の得点となりそうな攻撃を反則によって阻止した時などに適用されます。

これらのパーソナルファウルを同一競技者が1試合中に3回犯した場合、試合時間中退出の処分となり、その試合に参加できなくなります。この試合時間中退出は通常、永久退出、略して永退と呼ばれます。

オーディナリーファウルとパーソナルファウルの他に、悪意を持って相手を蹴る・殴る等の行為を行った場合には、ブルータリティと呼ばれる反則となり、即永退となります。

水球観戦の楽しみ方

ここまでで水球の基本的なルールは理解できたでしょうか。次は実際に水球の試合を観戦する際の、楽しみ方について紹介したいと思います。

試合を観戦する前に、まずはお気に入りの選手を見つけましょう。ポセイドンジャパンには、テラスハウスで有名になり、“けんけん”の愛称で知られる保田賢也選手も選ばれています。けんけんの他にもポセイドンジャパンには、鍛え上げられた肉体を持った魅力的な選手がいるので、お気に入りの選手を見つけ応援しましょう。

プレー中はもちろんの事、ピリオドの間や入場時にも選手には応援の声がよく聞こえています。自分のお気に入りの選手に向かって全力で応援すれば、選手も自分も盛り上がります。

試合中の注目ポイントは選手の競泳パンツです。水中で行う競技ですが、シュート時に選手たちは水を蹴って浮かび上がります。この時競泳パンツや太ももが水上に出る選手は、優れた選手なのです。

水球は、前述した通りファールが多く、選手が退水する時間帯があります。その時は、選手が一人少なくなり、得点が入りやすくなっているので、特に注目して応援することをお勧めします。また、残り時間が少ない時も点が入りやすいです。ゴールが入った際には全力で盛り上がりましょう。


ここまで読んでくれた皆さんであれば、水球の試合をもう十分に楽しめることでしょう。リオデジャネイロオリンピックの水球競技は8月6日から同20日まで予定されています。

ポセイドンジャパンは、世界選手権優勝国であるセルビアと同じAグループで、まずは予選リーグ突破を目標に戦います。32年ぶりにオリンピックに出場した彼らの活躍を、皆で応援していきましょう!

(Photo By Paulo Avila


オリンピック ポセイドンジャパン 水泳 水球