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出るか日本人初の9秒台！陸上競技スタート！

大会も後半に差し掛かる12日から、いよいよ陸上競技が始まります。最初に注目したいのが男子20km競歩。日本からは高橋英輝、藤澤勇、松永大介の3名が出場します。

もっぱらのメダル候補は中国勢とスペインのミゲル・アンヘル・ロペス。日本勢がここに食い込んでくるのは難しいと言われていますが、今季の成績を見ると日本勢3人が1位から3位を独占していてチャンスはあると思います。ぜひ入賞以上の成績を残して、2020年東京五輪へとつなげて欲しいところです。

13日に放送される陸上競技で、言うまでもなく注目度が高いのが男子100m。桐生祥秀、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥の日本人3選手に9秒台到達への期待がかかります。ベストタイムでは10秒01の桐生選手がリードしていますが、3人とも実力とポテンシャルは拮抗。準決勝、決勝に向けて、まずはしっかりと予選を勝ち上がれるかに注目です。

突破が目標となる予選で9秒台が出る可能性は低いですが、2015年の世界選手権で10秒15の記録での予選敗退があったため、予選から全力で走ることもありえます。そのため日本人初の9秒台を目撃したい人は、予選から応援するのがオススメ。陸上男子100mの予選は13日夜9時半から放送予定です。

8/13(土)　AM1:45〜　陸上　男子20km競歩　テレビ東京系

8/13(土)　PM9:30〜　陸上　男子100m・予選　日本テレビ系
8/13(土)　PM9:30〜　陸上　男子100m・予選　NHK-BS1

萩野は2つ目の金を、入江はリベンジをかけて戦う

競泳200m平泳ぎに出場する金藤理絵は、この種目における金メダル最有力候補です。日本選手権では、自身の持つ日本記録を上回って優勝。この時のタイムは、世界で5人目となる2分19秒台を記録しました。その後のジャパンオープンでも、世界選手権の優勝タイムを上回るなど今最も勢いに乗っている選手です。

その世界選手権で優勝しリオ五輪に内定したのが、同じく競泳200m平泳ぎに出場する渡部香生子です。渡部選手は、世界選手権で優勝後調子を落としているものの、当時の泳ぎを見せられれば十分メダル圏内の実力者。金藤選手とのワンツーフィニッシュも夢ではないと思います。

この日男子200m個人メドレーで400mに続き2つ目の金メダル獲得を目指すのは、日本のエース萩野公介。自身も金を公言するなど気合は十分です。ただし、200m個人メドレーの方がライバルたちは強力。今大会早くも3つの金メダルを獲得している”水の怪物”マイケル・フェルプスを始め、ライアン・ロクテやブラジルのチアゴ・ペレイラなど有力選手が揃っています。白熱したレースとなりそうな中、萩野選手のメダル獲得に期待しましょう。

8/12(金)　AM9:00〜　競泳　女子200m平泳ぎ・決勝　TBS系

8/12(金)　AM9:00〜　競泳　男子200m個人メドレー・決勝　TBS系

2分19秒65の日本記録を持つ金藤理絵。19秒台は世界でも5人目の快挙です。

その他の競泳では、男子100m背泳ぎで7位入賞に終わった入江陵介が、リベンジをかけて200m背泳ぎに出場予定。もともと200mを得意としている入江選手がどこまで記録を伸ばしてくるのかに期待です。メダルを争うライバルになるのは、100mで金を獲得したライアン・マーフィーや、世界選手権で100mとともに優勝を果たしたミッチェル・ラーキンら。強力な選手が多いですが、2009年に記録した自己べストに近い泳ぎができれば、金メダルも十分可能です。

8/12(金)　AM9:00〜　競泳　男子200m背泳ぎ・決勝　TBS系

いよいよ後半戦に突入するリオデジャネイロ・オリンピック。陸上競技がスタートするなど、まだまだ見所はたくさんあります。ぜひ13日は、日本人初の9秒台に期待がかかる陸上男子100mを応援しましょう！

(Photo by Nick Webb)