関西地区大学野球 秋季リーグ総決算

関西地区大学野球 秋季リーグ総決算 WATCH

関西地区大学野球 秋季リーグ総決算

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関西地区の各リーグも秋季リーグ全日程が終了しました。そこで今回、神宮大会に向け代表決定戦が行われる前に、秋季リーグで活躍をした各地区の注目選手や大学を紹介したいと思います。

関西学生野球連盟


山本投手(関西大)

10月22日の同立戦で秋季リーグが終了し、近畿大が優勝、関西地区代表決定戦へ進出します。通算最多安打記録が、かかる立命館大の辰巳涼介選手(社4年)は、同立戦の最終戦、1番センターで出場するも2安打放つも122と新記録はなりませんでした(最多安打記録は現在、オリックス・バファローズでコーチなどを務める田口壮氏が関西学院大時代の123安打)。

辰巳選手は、秋季リーグでは首位打者で外野手としてベストナインにも選出されています。同リーグの野手として最も将来性のある選手と言っていい存在です。

首位争いは、近畿大と立命館大となり、これを関西大が追う形になりましたが、立命館大は近畿大との直接対決では完敗したのが痛いところです。

近畿大の勝因は、投手力があげられます。小寺兼功(岡山理大附4年)の他に、林山太洲(創成館2年)らの活躍があります。

特に林山は春季リーグでは登板はありませんでしたが、秋季リーグでは8試合に登板し、完封及び完投勝利も1つずつあげるなど防御率1.26(2位)は、素晴らしい成績です。立命館大の山上大輔投手(立命館宇治4年)や関西大の山本隆広投手(桜宮4年)もそれぞれのエースとして勝ち星を挙げ優勝を狙っていく上で貢献しています。

関西六大学野球連盟


川辺凛投手(京産大)

秋季リーグは、京都産業大が優勝しました。2015年春季リーグ以来12度目のことです。大阪商業大との優勝争いが最後までもつれ勝ち点5の京都産業大に軍配が上がりましたが、勝率ではわずかに大阪商業大が上回っているほど接戦でした。

京都産業大と大阪商業大は、実力面でも互角と言ってもいいほどでしたが、直接対決で京都産業大が2勝1敗で勝ち点を得たところが大きいでしょう。京都産業大は川辺凛投手(東山4年)、藤本翔投手(京都学園2年)が、大阪商業大は橋本侑樹投手(大垣日大3年)と大西広樹投手(大商大3年)は、防御率でトップレベルの成績を残すなど、チームを引っ張りました。

また、京都産業大では、北山亘基投手(京都成章1年)が大事な場面で、中継ぎ登板し勝ち試合を作るなど今後の成長が期待できます。そして野手でも京都産業大では、西元正輝選手(福知山成美3年)、杉野翔梧選手(近江3年)らが、大阪商業大では、植田勝至選手(興國4年)、笹治健汰選手(近江3年)、滝野要選手(大垣日大4年)らが主力打者として得点を稼げる存在として大きく貢献しています。


大西広樹投手(大商大)

京産大の西元選手は、最優秀選手賞を、大阪商業大の大西投手は、最優秀投手賞を、京都産業大の藤本投手は、平古場賞を、大阪商業大の笹治選手は、記者担当クラブ賞を、滝野要選手は、特別賞をそれぞれ受賞しています。

阪神大学野球連盟


森國投手(関西国際大)

このリーグの面白いところは、波乱が大きく見応えがあるところです。この秋季リーグは、関西国際大と大阪体育大の首位争いの末に関西国際大が優勝をしました。春季リーグまで天理大が3季連続優勝していましたが、関西国際大はこれを止めた形になり、天理大は5位でした。

また、春季リーグは、初の最下位だった大阪体育大は惜しくも2位に終わりました。2016年秋季リーグ戦から1部リーグ昇格の関西外国語大は躍進が目覚ましく、今秋季リーグでは、4位ながら勝ち点は奪えなかったものの関西国際大からは1勝し天理大からは勝ち点を奪いました。

この秋季リーグで目立った成績を残しているのは、大阪体育大の中村光投手(箕島2年)、関西国際大の武次春哉投手(西脇工2年)ら、打者では関西国際大の尾崎享史郎選手(三島4年)、甲南大の住江元選手(加古川北4年)が4割台のアベレージを維持したほか、大阪産業大の藤井倭選手(市尼崎2年)、関西外国語大の北阪太志選手(智辯和歌山 2年)が4割近い打率を維持しています。

また、尾崎選手は、首位打者賞、最優秀選手賞と三塁手としてベストナインに選出、武次投手は、最優秀投手賞と投手でベストナインに選出、住江選手(外野手)、藤井選手(外野手)、北坂選手(外野手)でベストナインに選出されています。

来年の春季リーグは、今秋季リーグとは全く異なる展開が予想されるだけに、目が離せません。

近畿学生野球連盟


米満凪選手(奈良学園大)

今秋季リーグは、和歌山大が制しました。和歌山大は、昨年春季リーグ以来2度目の優勝です。昨年秋季リーグでは、大阪市立大が優勝しており、長く続く奈良学園大一強体制が崩れつつあるように思えます。今秋季リーグの奈良学園大は6勝7敗の勝ち点3で4位でしたが、和歌山大と大阪工業大からは1勝もできずに敗れています。

また、大阪市立大、神戸大、大阪観光大からも1敗ずつしています。うち大阪市立大に8-1(7回コールド)で敗れている試合以外は僅差での負けですが、負け越すのは異例です。筆者はこのコールドで負けた試合を観ていましたが、チームに勢いが全くなく投打が噛み合っていないように思え、今秋季リーグのチームを象徴しているように見えました。

とはいえ、今秋季リーグで優勝した和歌山大や昨年秋季に優勝の大阪市立大、各リーグ戦で首位を追い上げることの多い大阪工業大などレベルがあげってきていることも事実です。

現在、将来有望な奈良学園大の米満凪選手(敦賀気比4年)を除けば、小粒な選手が多いですが、来年以降どんな選手が伸びてくるのか、また優勝争いも奈良学園大が巻き返してくるのか、それとも混戦が続くのか、注目に値します。

京滋大学野球連盟


福森投手(佛教大)

10月18日の佛教大と京都学園大の直接対決が優勝決定戦となり、佛教大が6‐3で京都学園大を下し、秋季リーグを優勝しました。昨年の秋季リーグ以来の優勝です。京滋大学野球リーグは佛教大と京都学園大の2強が続いていましたが、2015年以降は京都学園大が優勢となっていました。

佛教大は、大村涼兼投手(北大津4年)、福森健投手(水口3年)、中山怜央投手(奈良大附属3年)ら上級生のほか、木下隆也投手(奈良大附属1年)や丸山惇投手(大冠1年)らも実戦登板し経験を積んでいます。また、捕手は坪倉斗真選手(近江3年)がマスクを被ることが多く、バッテリーが安定してきたように思えます。佛教大は現在、ずば抜けた選手はいないものの、全員野球で戦ってきたイメージがあります。

これに対して京都学園大は、エースの川瀬航作投手(米子松陰4年)が奮闘するも優勝にあと一歩届きませんでした。

神宮大会に向けて代表決定戦

今年の神宮大会は11月9日(金)から6日間、神宮球場で行われます。関西地区からの出場枠は2つ。この2枠を巡って各リーグの優勝チームによって争われる代表決定戦が大阪の南港中央スタジアムで10月27日から4日間の日程で行われます。

今年、スーパーシードされるのは、関西学生野球連盟代表の近畿大です。神宮大会に向けた熱い戦いに注目です。


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