野球ファンよアリゾナ州フェニックスへ向かえ。メジャーキャンプ訪問ガイド

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野球ファンよアリゾナ州フェニックスへ向かえ。メジャーキャンプ訪問ガイド

スポーティ

ワールドシリーズも日本シリーズも日米野球も終わり、2018年の野球シーズンは幕を閉じました。野球ファンにとっては、これからの数か月はフリーエージェントになった選手の動向やトレード話など、ストーブリーグのニュースしか楽しみがなくなってしまうのですが、来年2月には日本でもアメリカでも春季キャンプが始まります。

メジャーリーグの春季キャンプは、練習もそこそこにすぐオープン戦が始まります。メジャーリーグ全30球団のうち半分の15チームがフロリダ、残り半分の15チームがアリゾナに集まり、春季キャンプ期間中だけのリーグを形成します。フロリダがグレープフルーツ・リーグ、アリゾナがカクタス・リーグと呼ばれます。ちなみにカクタスとはサボテンのことです。

なにしろ2月後半から4月初めの公式リーグ戦開幕までの間、ほぼ毎日のように試合が行われますので、熱心な野球ファンの中には公式戦よりむしろ春季キャンプ地を訪れることを楽しみにしている人も多いほどです。

今回は、そのメジャーリーグ春季キャンプのうち、アリゾナで行われるカクタス・リーグについて紹介します。

なぜアリゾナなのか?

前述した通り、春季期間中は、メジャーリーグ全30球団が15球団ごとにフロリダとアリゾナに分かれます。基本的には、アメリカ大陸の西側に位置する球団(ドジャーズ、エンゼルス、ジャイアンツなど)はアリゾナに、東側に位置する球団(ヤンキース、レッドソックス、マーリンズなど)は、フロリダにキャンプ地を定めているわけですが、いくつかの例外はあります。

シカゴの2チーム、カブスとホワイトソックスはアリゾナですし、ヒューストン・アストロズとセントルイス・カージナルスはフロリダです。ヤンキースやレッドソックスといった人気チームがいるフロリダではなく、アリゾナのカクタスリーグをお勧めするにはいくつかの理由があります。

1.日本から近い

カクタスリーグはアリゾナの中でも主にフェニックス近辺で行われます。フェニックスは西海岸から近く、ロサンゼルスから飛行機では1時間半ほどです。他のサンフランシスコやシアトルなど日本からの直行便がある空港からの乗り継ぎ便も多数あり便利です。ロサンゼルスやサンディエゴでレンタカーを借り、ドライブ旅行も可能な距離にあります。その間約6~8時間、まるで西部劇のような風景を楽しむことが出来ます。


カクタスリーグの名前の由来、サボテン。アリゾナの至る所にある。

2.付近に観光スポットが多い

フェニックスから少しだけ足を伸ばすと、ギャンブルとエンターテイメントの街ラスベガス、広大な大峡谷で有名なグランドキャニオン、スピリチャルな町として知られるセドナ、など魅力的な観光スポットがいくつもあります。

3.いくつものチームをはしご観戦できる

フェニックス近辺の狭い地域内に全ての球団施設が集中していますので、オープン戦を何試合も観戦することが出来ます。その点、フロリダでは球団施設が州全体にちらばっていて、移動に時間がかかります。

4.日本人選手が多い

「あくまで現時点では」の但し書きがつきますが、エンゼルスの大谷、カブスのダルビッシュ、ドジャーズの前田、マリナーズのイチロー、パドレスの牧田、ダイヤモンドバックスの平野と、2019年度春季キャンプでは日本人選手が所属するメジャーリーグ球団の多くがアリゾナに集まります。今のところ、菊池雄星投手の移籍先は未定ですが、フロリダのグレープフルーツ・リーグに参加する日本人メジャーリーガーはヤンキースの田中だけになる可能性が大です。

スター選手を近くで見るチャンス大

大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスを例にとりますと、春季キャンプ期間中の本拠地になるのがアリゾナ州テンペ市にあるテンペ・ディアブロ・スタジアムです。約1万人を収容できる本スタジアムに練習用フィールドが6面隣接しています。

その内のスタジアムに近い2面をメジャーが使用し、他の4面を3Aからルーキーリーグまでのマイナーチームが使用します。同じ敷地内と言っても、メインスタジアムから最も遠い練習用フィールドまでは1キロ以上離れています。


オープン戦が行われるメインスタジアム。収容人数は1万人ほど。


敷地内に6つある練習用フィールドの1つ。

メジャー選手は毎朝9~10時頃から練習用フィールドに集まり、オープン戦が始まる正午から午後1時の1時間前ぐらいに本スタジアムに移動します。この選手の練習用フィールドからスタジアムまでの移動時間がファンにとってはサインを求めるチャンスになるのです。ファンと選手の間の距離も近く、親密なものとなります。

試合の入場チケット代は安い席で$20、一番高い席でも$100ぐらいです。多少高く感じられるかもしれませんが、オープン戦が行われる球場はどこも収容観客数が1万人程度ですので、どの席からも迫力満点の試合観戦を楽しむことが出来ます。

冬が近づき、春も遠くありません。球春の訪れを前に、多くのメジャーファンが憧れる春季キャンプ訪問を計画されてはいかがでしょうか。


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