2019女子W杯に向けて連携を強める。籾木結花選手・清水梨紗選手インタビュー

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2019女子W杯に向けて連携を強める。籾木結花選手・清水梨紗選手インタビュー

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日テレ・ベレーザ、そして、なでしこジャパンで共に戦う籾木結花選手・清水梨紗選手。二人は現役女子大生で同い年と、共通点も多くあり、お互いを良く知り、信頼し合って日々プレーしています。

11月11日に行われた国際親善試合なでしこジャパン対ノルウェー代表戦でも両者出場し、籾木選手はミドルシュートで4点目を奪い、4-1で快勝しました。

そんな二人に、お互いの強みから、2019年6月に控えるFIFA女子ワールドカップに向けて今後の目標までインタビューしました!

梨紗が後ろにいてくれるのはすごく心強い

ーー同い年、同じチームと、お互いのことを知り尽くしているお二人。お互い相手のことを紹介してもらえますか?

清水選手:同じサイドで縦の連携をすることが多いのですが、中に切り込んだり、チャンスメイクしたり、シュートしたりと攻撃の起点となる選手です。


籾木選手:今、攻撃の起点となっていると言ってくれたのですが、梨紗の守備が攻撃のスタートになっています。梨紗はスピードと運動量が特長ですが、それだけでなく相手との駆け引きもうまくて、相手からボールをとってそこから攻撃に繋がります。梨紗が後ろにいてくれるのはすごく心強いです。


ーーそれぞれ紹介がありましたが、今後その特長をどんな風に伸ばしていきたいでしょうか。

清水選手:特長であるスピードをプレーに活かすうえでは、タイミングがすごく大事だと思っています。仲間との連携の強化はもちろんですが、自分が走るタイミングはどんどん磨いて伸ばしていきたいです。


籾木選手:自分としては仲間を使うプレーが得意なので、そこを伸ばしつつ、自分でも打開して行かないといけないので、そのあたりを強化していきたいです。

なでしこジャパンとして連携を強めて世界と戦う

ーーなでしこジャパンに招集されてから感じていることや、自身で意識することを教えてください。

籾木選手:国内でプレーする中でスピード感や、その中での技術は、ある程度結果を残し、自信がついて来た部分はあるのですが、それが海外の選手を相手に戦うとなると違って来ます。そのため、海外でも強みを出せるスピード、そして技術は磨いていかないといけないと感じています。


清水選手:普段は違うチームでプレーしているメンバーが代表期間に集まって試合をこなすので、コミュニケーションを特に大事にするようになりました。短期間でチームワークを作るためのコミュニケーションは、チームとしても、個人としても意識しています。

ーーコミュニケーション面で具体的に意識していることはありますか?

清水選手:なでしこジャパンでは、全員で攻撃して、全員で守備する形で、前からプレスをかけていくというのを意識しています。その中で私は、ディフェンスラインのラインコントロールを代表の短期間で合わせるのが難しいところなので、試合中も「今のプレーがこうだった」と都度お互いにコミュニケーションを取るようにしています。A代表は年上の選手も多いのですが、自分からも積極的に発信できるように意識しています。

籾木選手:攻撃の選手だと、自分のやりたいことを持っている選手が多い中で、それぞれがどういうことをしたいのかをプレーをしながら掴んでいかなくてはいけません。短い代表期間では、その積み重ねが大事になってきます。例え合わなかったとしても、自分はこうしたかったと伝えますし、相手の話も受け入れるようにしています。

ーー最後に、2019年に控えるFIFA女子ワールドカップに向けて意気込みをお願いします。

籾木選手:2019年のワールドカップという目標はもちろんありますが、そこだけにとらわれ過ぎないように、いつも考えています。それに向けて毎日の練習や、毎週の試合で成長していくということを目標として積み重ねていきたいです。


清水選手:サッカーをしている人にとってワールドカップは特別な舞台です。自分も出場するチャンスを掴み取れるように一つ一つの試合や練習を大事に頑張ります。そして、ワールドカップに出場し、活躍したいと思います。

NIKEのスパイクがプレーを加速させる

NIKEではこれまでポジションによってスパイクの履き分けを推進して来ました。しかし、現代のフットボールでは、この考えが合わなくなって来たこともあり、選手のスタイルに合ったシューズ選びを促す方針に変更しました。

スピード重視のマーキュリアルと、繊細なタッチを重視するファントムが織りなすチームプレイを「トータルアタック」と表現しています。

ピッチ上の11人、全員が攻撃のマインドを持って戦う。スピードで攻めるのか、精密なタッチで攻めるのか、ポジションではなくそれぞれの選手のプレースタイルでスパイクを選んでいく。

これは、なでしこジャパンの高倉監督の複数ポジションをこなせる選手を起用し、11人全員が守備・攻撃を行う全員サッカーを実現する考えにも沿っています。

籾木選手、清水選手ともにNIKEのスパイクを履いてプレーしていますが、籾木選手は今シーズンから登場したスパイク「ナイキ ファントムビジョン」を履いています。履き心地を次のように話しました。

籾木選手:足を入れた瞬間に、すごくフィットしているのがわかって、実際にプレーしてみると自分がうまくなったんじゃないかって錯覚するようなプレーができています。今は、このスパイクがあるからこそ、自分のプレーができていると感じています。

新たなスパイクと共になでしこジャパンで活躍する二人の今後に、ご注目ください!

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写真=郷原麻衣