募金活動も開始!広島新サッカースタジアム 開業まであと4年

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募金活動も開始!広島新サッカースタジアム 開業まであと4年

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サッカーJ1・サンフレッチェ広島が使用する新サッカースタジアムが2024年春に開業します。どんなスタジアムになるのかの「基本方針」が今年5月に公表され、それを反映させた「基本設計」が今年度中に公開される予定です。

この10月から、建設資金の募金活動も始まりました。待望の新スタジアムの完成がみえてきました。

日本屈指の「街中スタジアム」


建設場所のすぐ近くにある原爆ドーム

いま決まっているのは以下の点です。
▽場所は、中央公園自由
▽観客席は、3万人規模
▽建設資金は、寄付と国の交付金、市債(広島市の借金)で賄う
▽建設は、広島市が行う。

場所が中央公園に決まった理由の一つは、アクセスの良さです。JR広島駅から電車やバスを乗り継いでも15~20分で到着します。例えば、JR広島駅から路面電車に乗り、10分ほどで原爆ドーム前に到着します。そこから旧市民球場の横を通って10分程度歩けば、もうそこはスタジアムです。

建設場所から徒歩10分程度の場所にアストラムライン(電車)とJRの駅があり、バス停も複数あります。繁華街も近いので、試合の前後で退屈することもありません。街の中心部に位置する「街中スタジアム」としては、国内最高水準といえます。

現状と比べると、その差がくっきり浮かび上がります。現在、サンフレッチェが使用しているエンディオンスタジアムは、試合後の渋滞が重なると広島駅まで1時間以上かかることがあります。その上、陸上競技場なのでトラックがあって臨場感が薄まりますし、屋根もほんの一部しかかかっていませんので雨が降るとぬれてしまいます。

それに比べると、新スタジアムは、1.アクセス良好2.臨場感抜群3.アウェー席を除いて屋根付きと、いいことづくめです。広島の新しいランドマークとなるでしょう。

場所決定までの経緯は


候補地の一つだった旧市民球場跡地。現在は更地になっている。

広島のサッカースタジアムは、随分前から議論がされていました。今から6年前の2013年に建設を求める37万人分の署名が集まり、これを受けて、県サッカー協会が事務局となるサッカースタジアム検討協議会が作られ、19回の会議を重ねたのち、「旧広島市民球場跡地」「広島みなと公園」の2ヵ所を候補地とした報告をまとめました。この前段階で中央公園は候補に入っていましたが、最終選考で落とされています。

その後、広島県知事と広島市長、広島商工会議所会頭の3者会談で「みなと公園」を優位とする方向性が出されます。しかし市の中心部から遠いため、サンフレッチェが反対。サンフレッチェは旧市民球場跡を最適とする独自案を公表します。それから場所の選定をやり直し、やっと中央公園に決まりました(詳細は、広島市HP「サッカースタジアムの検討経緯」参照)。

スタジアムの建設は、広島市が行います。19年度の6月補正予算案で、基本計画を作るための5000万円や土壌汚染調査などを含めて約2億円の予算を計上しています。19年度中に基本計画を作り、2020年度から3年かけてスタジアムを完成させる計画です。

募金は個人で1億円が目標


サンフレッチェも募金活動の周知を行っている

建設資金の募金活動も始まりました。個人から集める寄付の目標金額は、19年から23年までの5年間で毎年2千万円、計1億円です。すでに初年度の目標額2000万円は、募集開始から数日で達成しています。

寄付した人の特典は、1万円以上なら記念カードと新スタジアム内覧会への招待です。5万円以上は、この二つに加え、新スタジアム内の名前が入ったプレートが掲げられます。

広島市以外の在住者は、ふるさと納税の返礼品として、サンフレの応援グッズか市の特産品が贈られます。クレジットカードも使えます。総事業費は190億円程度を想定しています。

ここ数年、新築されるサッカースタジアムは、建設資金を募金で賄う方式がとられています。15年に開業したパナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)が先鞭をつけ、現在建設中のサンガスタジアム(京都府亀岡市)や長居球技場(大阪市)でも、寄付を募っています。

近くに原爆ドームや広島城がある最高の立地環境です。地元広島のファンだけでなく、遠方から来るアウェイのサポーターにも心地いいスタジアムになりそうです。


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